ゆうたろうくんの歌を基準にレコーディングしました(板垣)
――今回の映画はキャストの皆さんがカバーする往年のJ-POPが挿入歌に使われています。全員でカバーした奥田民生の「イージュー★ライダー」に加え、2人はカヒミ・カリィの「ハミングがきこえる」も担当していますが、どちらも2人が生まれる前の1996年リリースの楽曲。曲の存在をご存知でしたか?
ゆうたろう:「イージュー★ライダー」は聴いたことがあったんですけど、「ハミングがきこえる」のほうは、僕、知らなくて……。知ってた?
板垣:原曲は知らなかったんですけど、他の方がカバーされていたりするので知ってました。知ってたからこそ、この曲を自分たちがカバーするの!?って。
ゆうたろう:僕は最初、この映画で2人が歌うために作られた曲なのかなと思っていて。レコーディングに行ったら「原曲聴いた?」って言われて、そこで一気にプレッシャーを感じました(苦笑)。しかも僕、レコーディングのトップバッターだったんですよ。ディレクターさんからは、僕が歌ったものが基準になるみたいなことも言われて、かなり緊張しながら歌いました。
板垣:僕はその後だったので、ゆうたろうくんの歌を基準に歌いました(笑)。
ゆうたろう:あははは。でも、僕も緊張したとはいえ歌ってて楽しかったし、劇中で流れるのを聴いても、僕たちらしい選曲でよかったなと思います。
――新しい音楽に触れるチャンスがあるというのがラジオの魅力でもありますよね。
ゆうたろう:そうですね。映画に登場する曲たちをリアルタイムで聴いていた方は、あ、この曲!ってなると思うし、僕たちみたいな世代にとっては、こんないい曲があったんだっていう新しい発見に繋がると思います。それこそ親子とかで観てもらってもいいんじゃないかなって。いろんな世代の方に楽しんでもらいたいです。
●ゆうたろう=1998年6月3日生まれ、広島県出身。主演ドラマ「青きヴァンパイアの悩み」(TOKYO MX)が2月8日(月)より放送スタート。
●いたがき・りひと=2002年1月28日生まれ、山梨県出身。映画「約束のネバーランド」のほか、大河ドラマ「青天を衝け」(NHK総合)、映画「ゾッキ」(2021年春公開)などを控えている
取材・文=霜月二三