工藤は天沢姉妹の幼なじみ・片瀬美優役で出演。ホラーが苦手な工藤は「冒頭の“東映”のマークが出る時点でホラー要素が始まってるんですよ! それを見て『ダメかもしれない』って思いました。東映のマークはいつも通りだと思うじゃないですか。そこすらも裏切ってくるので、苦手な方は『来るぞ!』と思って見ていただければかろうじて乗り越えられると思います。本当に終始怖くて、自分が出てないところはもちろん怖くて、私に関しては自分が出てるところも怖かったので、全部怖いです(笑)」と完成した作品を見た時の感想を語った。
また、大谷は前作「犬鳴村」(2019年)に続いて2作連続での出演。演じるのは単身で樹海に撮影に来た明るく元気な“ぼっち系YouTuber”のアキナ。
「私、前作で死んでるんですよ。前回もアキナで今回もアキナなんです。どういうことなんだろう?と思って…。シーズン2というか続編があっても『まずアキナは出ないよね』って言ってましたよね、監督?」と清水監督を問い詰めると、「『死んでるはず』と僕もよく言われるんですけど、その謎は村3(恐怖の村シリーズ第3弾)で謎が解けます」と衝撃発言。大谷が「おぉ! ということは!!」と期待を膨らませたが、「知らないけど(笑)」と話を濁されてしまった。
心霊体験をした人はいますか?という司会者の質問に、山口は「ありました、私。初日、一泊だけ樹海に泊まった時…」と話し始めるが、他の共演者全員に「樹海に泊まってたの!?」と驚かれ、監督も「初耳です(笑)」と爆笑。
「あ、樹海じゃないです(笑)。用意していただいたホテルに泊まった時、トイレにゴキブリが出たんです。すっごい怖かったです」とエピソードを披露するが、またしても周りから「そういう“怖さ”じゃないから(笑)」とツッコまれてしまう。
大谷は「占い師の方に『霊感がある』って言われたんですけど全然気にしたことがなくて。でも、『私、霊感あるかも』って意識して生活してみたんですよ。こういう時にエピソードとして話せるかなと思って。そうしたら、キャンペーンソングを歌ってらっしゃるFAKY(フェイキー)さんと動画を撮った時にオーブが映っちゃって、アップできないって言われたんです。東映さんがこの世に公開してはいけないと判断するほどのものが映ったんです」とお蔵入りしてしまった動画のことを語った。
共演者たちのエピソードを聞いていた山田は「私、見える役だったんですけど困っちゃうぐらい何もなくて…。むしろ、撮影中は『いるんじゃないか』って部屋の中とかを探してました。急に振り返ってみたり、部屋の隅をジッと見てみたりしたんですけど、私には見えなかったです」と役とは逆に、霊感が全くないことが分かったようだ。
最後は、山田が「いよいよ全国で上映なので、この物語がいろんな人に届いて、どんな感想を生むのか、どんな感情を生むのか、とても楽しみにしています。ぜひ周りの人にも広めて、このようなご時世ですが、しっかり対策を行った上で映画館に足を運んでいただければうれしいです」とコメント。
そして山口が「本当にすごく宣伝の規模も大きくて、InstagramだったりTwitterだったり、テレビだったり、いろんなところでたくさん宣伝させていただいてとてもうれしいです。今日はこの映画を見てくださるということで、皆さん発信で見ていただけるよう、私たちも宣伝を頑張りますのでよろしくお願いします」とメッセージを伝え、舞台あいさつは終了した。
映画「樹海村」は全国公開中。
◆取材・文・撮影=田中隆信
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