今回オファーをいただいた時は、純粋にうれしかったです。「研修医」という言葉は知っていても、実際に医療の世界でどのような立ち位置で、どのような役割なのかなど詳しくは分からなかったのですが、一人の俳優としても、どんどん前に進みたいと思っていたので、この挑戦はすごくありがたかったですし、うれしかったです。
原作を先に読んだ後で脚本を読ませていただいたのですが、原作のいい部分をしっかりと引き継いだうえで、ドラマとして昇華していて、今から演じるのがとても楽しみです。雨野には同じ研修医の仲間たちがいるんですけど、その群像劇感というか、ともに一生懸命頑張っていく姿を見せることによって、世の中の人に元気になってもらえる作品になるんじゃないかと思いました。研修医たちの葛藤や、うまくいかないもどかしい気持ちなどがしっかりと描かれている脚本なので、それに負けないくらいちゃんと演じていかないと、と感じました。
これまで大富豪や貴族など、突拍子もない役が多かったのですが(笑)、久しぶりにすごくナチュラルな人間と言いますか、身近なキャラクターを演じられるということで、すごく楽しみです。研修医はもちろん、医師役自体が初めてなのですが、医療用語など分からないことは率先して勉強するようにしています。あと、実はおじが外科医、おばが看護師なので、いろいろ話も聞きながら、これから積極的に役作りしていきたいと思います。
そして、今こういう状況下なので、この作品を通して、医療従事者の皆さまにも元気や、日々の活力を与えられるように「頑張らなきゃな」と思います。そのためにも、僕自身ひとつひとつのせりふを大切にして臨みたいなと思いますし、何より多くの人にこのドラマを見て、今日も頑張ろう、明日も頑張ろう、と思ってもらえるような作品にできるように精いっぱい頑張りますので、ぜひこのドラマを楽しみにしていただければと思います。
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