神木隆之介が漫画家に!「一所懸命頑張ったものが残るというのは本当にすてきなこと」
神木隆之介コメント
――実際にチャレンジしてみて。
難しかったです。最初は「キャラクターはこんな感じかな~」とジャンル、性格、役割、せりふ…と、いわゆるプロットみたいなものを考えました。本当に大変です…!
でも、その経験と時間は自分だけが感じられるものだと思いますし、達成感やうまくできた瞬間のうれしさとか、そういうことも含めて、ぜひ経験して、(Renta!の漫画家募集制度に)応募してほしいなと思います。
――登場するキャラクターについて。
「Rくん」は軽ーい気持ちで作ったキャラクターで、「本音」と「建て前」の「建て前」の部分を象徴していて、彼にいろいろ背負わせてみようと思っています(笑)。
一方で、「なーすけ」というキャラクターは自分の気持ちに素直で、本当にしたいことを純粋に、悪意なく行動に移せるキャラクター。「Rくん」とのギャップを付けました。
最後に(自身の親友からインスパイアされた)「そーさん」という大オチキャラが登場します。実は、本人には言ってなくて勝手にいつもの呼び名「そーさん」という名前を使ってしまって申し訳ないので、メディアを通して謝罪したいです(笑)。
僕の人生にとって必要不可欠な方で、僕の考え方や性格に影響を与えてくれている方。漫画的に脚色はしていますが、彼のポジティブな価値観を皆さんにお届けしたいなと、インスパイアされたキャラクターを作りました。
――Renta!の漫画家募集制度に挑戦してみたいという方や、漫画家を夢見る方に向けてのメッセージをお願いします。
僕は、落書き程度のものしか描いたことがなかったので、はじめはやっぱり少し不安でしたね。「キャラの描き方」みたいな本は持っていたのですが、その本自体のレベルも高くて途中で読むのをやめてしまって…。
映画「バクマン。」(2015年)に出演した際に練習はしたのですが、作画担当の役ではなかったですし、やり方も何も分からないまま突っ込んでいくことになるなと。
でも、お話を聞くと商業出版経歴のある方のサポートがあることと、僕みたいに「やり方は分からないけど絵を描くのは好きだから挑戦してみようかな」という方が、絵、マンガ、アニメなどの世界に触れられるきっかけになれるならうれしいなと思いました。
今回の企画で僕の描いているところを見てもらって、そんなにうまくない僕みたいな人でも応募できるんだ!と思ってもらえれば最高です。
初心者なので拙いところがたくさんあるかもしれませんが、新しい経験をさせていただくきっかけでもあるので、僕が勇気をもって踏み込んでつくった作品を皆さんに見ていただけたらうれしいですし、自分が一所懸命頑張ったものが残るというのは本当にすてきなことだなと思っているので、皆さんにも体験していただきたいです。