俳優・松下洸平、令和をけん引するTVスターとして急成長<インタビュー>
過去を変えたことで現在が変わってしまった夫婦を描く「知ってるワイフ」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)では、大倉忠義演じる銀行マン・剣崎元春の同期・津山千晴役として出演中。
「津山は双子のパパとして円満な家庭を築いていたんですが、元春がタイムスリップしてからは独身に。元春の元妻の澪(広瀬アリス)にグイグイと近寄っています。彼はかなりガンガンいく男ですから(笑)。ただ津山としては、タイムスリップした感覚はなく勝手に人生が変わっていた役なので、演技的には第1話とそれ以降を差別化せずにフラットに演じています。どちらも同じ津山です」
“あの出来事があるから今がある”と感じることが点在しているのが人生。松下自身が感じる、自分の人生の分岐点はどこなのだろうか。
「たくさんあると思いますが、やはり初めての舞台『GLORY DAYS』(2009年)です。あの場に立って、役者をやりたいと強く思うようになりました。でも今思えば…という感じではなく、当時からあの瞬間で変わってやろう!と思っていましたが。僕はいい意味で目の前にやりたいことがあれば躊躇なくいけるタイプなんですよ。そしてそれが怖いと感じることがあまりない。なのであまり足がすくまないんです。やりたいと思ったことがあればやるし、悩んだりしない。意外とすっくと前を向いちゃうというか(笑)。そのことによって後悔もしないです。どういう道を選んでも必ず自分のためになると思っているので。そう考えたら、どっちを選んでも正解なんですよね。ただ、行き当たりばったりは良くないなと最近思っていて…。この1年くらいは、素直にやりたいと思ったことをやるんですが、その前にやったらどうなるか? 自分の変化を含めて想像しながらチャレンジしています。ちょっと俯瞰して見られるようになってきたということなのかもしれないです」