北村匠海、演じる蒼山太陽のバックボーンに「僕が想像していたものとは全然違いました(笑)」<にじいろカルテ>
山奥の小さな村にある診療所を舞台に、そこで働く医師と看護師の奮闘を描くドラマ「にじいろカルテ」(毎週木曜夜9:00-9:45、テレビ朝日系)。
これまで主人公の内科医・紅野真空(高畑充希)の病気や自由奔放な外科医・浅黄朔(井浦新)の過去、村唯一の食堂の“看板娘”・橙田雪乃(安達祐実)の認知症など、それぞれが抱えているものが明かされてきたが、今夜放送の第5話では北村匠海扮する看護師・蒼山太陽のエピソードが描かれる。
第2話に続き再び北村に第5話の見どころを語ってもらった。
監督からの無理難題が一番多かったのは太陽だと思います(苦笑)
――本編の撮影は全て終了したと聞いていますが、改めて振り返って、太陽を演じる上で一番大切にしていたことは何でしたか?
監督の演出が変わっていたこともあって、今思い返してみても、僕たち演者の方から役について、良い意味で何かを用意することはしてなかったなと思います。
――撮影が始まったころの取材でも、「流れに身を任せている」とお話していました。
それ以降も、ほとんどがセッションのような感じでした。みんな、現場のフィーリングで芝居をする、みたいな(笑)。思うがままに演じるというのが、すごく楽しかったです。芝居なんだけど、いい意味で芝居じゃないというか。そういうのは初めての感覚に近いものがありました。
――監督の演出で特に印象に残っていることはありますか?
その時々でいろんな伝え方をしてくださったんですけど、例えば「このシーンのテーマは『今日から俺は!!』です」みたいなものもありました。だから、台本に全く書いてなくても、泣いたり、キレたりすることがあって……。特に太陽は気分のアップダウンがかなりあったりしたので、一番無理難題を言われることが多かったように思います(苦笑)。
――エネルギー消費量も半端なさそうですね。
めちゃくちゃエネルギーを使いました。(撮影が)終わってみると楽しかった印象が強いんですけど、当時は日々満身創痍で。映画「アンダードッグ」もですが、「にじいろカルテ」もまた違った意味でハードでしたね。