古舘伊知郎が“主役×主役”をマッチメーク!「もう逃げが利かない」
【古舘伊知郎コメント】
今回、制作サイドから「エド・サリヴァン・ショー」のような番組をやってみましょうというお話をいただいた時は、見果てぬ夢としていつか「エド・サリヴァン・ショー」のような総合エンターテイメントをやってみたいと思っていましたから、「報道ステーション」を12年務めさせていただいたご褒美と喜んでいたら、これが結構つらい仕事(笑)。
「古舘伊知郎ショー」という番組名も、仮題じゃなくて本題だって言うから、もう逃げが利かない。
番組のテーマはマッチメーク。「VS(対決)」とは違う「×(掛け算)」で相乗効果を狙うということなので、僕が真ん中に座って「×」になって、両サイドに話を振るという実験的な構図を取っています。
これが一見、普通に見えて実は違う。視聴者の皆さんにはぜひここに注目していただきたいです! 右の人と話している間に、左の人がつまらなそうにしていたり、逆に左の人としゃべっていると右の人が眠そうにしていたり。
「怒らないで」「寝ないで」って両方に振るのは居心地が悪くて面白い(笑)。僕もトーク番組はいろいろやってきましたが、初心に戻りました。緊張感って楽しい。脳みそも活性化されますし、テレビ朝日さんありがとう!です。
大谷翔平くんと萩野公介くんは同い年の仲良しで、お互いに笑顔でいるというベースがあったので、僕が真ん中にいて会話のラリーの火付け役になるのは楽しかったですね。
内村航平さんと伊調馨さんは、競技は違うけれど、アスリート魂というどこか通底するもの出るかと思えば「は? どういうことですか?」ということもある。
そこが、タレントさん同士とは全然違うところ。言葉少なな二人だからこそ、波動が伝わる時とピンとこない時の両極端が面白かったです。
小池百合子さんとは2008年の「報ステ」に出演してもらって以来。あの時は、すごく優しかった…(笑)。今回は都議選もあってか緊張感ピリピリ。
僕が何を聞いても、必ず1回否定してから話に乗ってくるという感じ。「あなたのペースには乗らないわよ」という、ブレーキングとアクセリングを一緒にしてくれているような面白さがありました。
3月18日(土)夜8:58-11:06
テレビ朝日系で放送