田中圭「今からワクワクしてます」イメージを180度覆す“かつて類を見ない破天荒ダークヒーロー”に
主演・田中圭、演出・堤幸彦によるHuluオリジナルドラマ「死神さん」が、2021年秋から配信されることが決定。2人が撮影への意気込みなどを語った。
「死神さん」は、大倉崇裕原作によるミステリー。劇中、田中は「死神」と呼ばれるダークヒーローへと大変貌を遂げ、“異色の痛快ミステリードラマ”を繰り広げる。
田中が演じる主人公・儀藤堅忍(ぎどうけんにん)は、警視庁内にある謎の部署でたった一人、無罪確定となった事件を再捜査するクセモノ刑事。警察組織が掘り返されたくない事件の証言と証拠を徹底的に洗い直し、事件を180度転換させ、真犯人を検挙する。
それゆえ、彼の相棒になる者も組織から疎まれ、出世の道を閉ざされることに。こういった背景から組織内で「死神」とあだ名され、感謝も愛されもしない状況の中、誰とも群れない儀藤は相棒を常に変えながら、闇に葬られた真相をあぶり出していく。
本作で、自身のイメージを180度覆して“かつて類を見ない破天荒ダークヒーロー”を演じる田中。そして、堤監督とは映画「包帯クラブ」(2007年)以来、実に14年ぶりの再タッグも実現し、主演と監督として向き合うのは今回が初となる。
久々に堤監督と再会した田中は、「前回はとにかく、堤監督からのムチャぶりがすごかった思い出があるんですよ。今回も楽しみ半分、怖いです(笑)」と戦々恐々。
だが、その予感は的中しそうで、堤監督いわく「田中くんには、どこに心があるのか(笑)完全には理解できない、不思議な佇まいがあるんです。監督の負けだと感じるような、打ち崩させない何かがあるので、『包帯クラブ』でご一緒してから今まで、ずーっと隠し玉みたいに思っていた存在」とのこと。
「この人の存在感の芯の部分に勝ちたいし、今回は『やっぱり田中くんは田中くんだなぁ』と思うような演出はしたくない。“見たことのない姿”やポーズ、しぐさも作ってはやらせたいです」と、“今まで誰も見たことのない田中圭”を引き出す意欲を見せている。
対する田中も「監督が思う儀藤像と、僕が思う儀藤像と、実際やってみる儀藤像と、実際撮ってみる儀藤像もたぶんバラバラなので、それが早い段階で1つになったら、めっちゃ楽しいんだろうなって。今からワクワクしてます！」と、応戦する気満々。
14年ぶりの“真剣勝負”を謳歌(おうか)する2人が生み出す儀藤像、衝撃のビジュアルや口癖、決めぜりふ、そして今回解禁された写真で田中が取っている「人差し指を立てたポーズ」の意味も今後明らかになっていく。
2021年秋から配信スタート予定(全6話)
＜スタッフ＞
原作：大倉崇裕「死神さん」(幻冬舎文庫)
脚本：渡辺雄介
演出：堤幸彦、藤原知之、稲留武
＜キャスト＞
田中圭ほか
