成田凌の“衝撃キス”も!佐藤健、山崎賢人…朝ドラ“キスシーン”の立役者たち
“アラフォー”のキス「半分、青い。」律(佐藤健)×鈴愛(永野芽郁)
ステキな男性にリードされる形でのキスは朝ドラに限ったことではなくテッパンである。その最たるものは「半分、青い。」(2018年度前期)の鈴愛(永野芽郁)と律(佐藤健)。
新しい扇風機を発明するための作業で徹夜した律はソファで毛布をかぶって寝ている。朝、鈴愛がやってくると、律は「入る?」と鈴愛を毛布のなかに入れ、そこからのキス。
幼馴染の鈴愛と律がともに一度結婚して離婚も経験し“アラフォー”になってからという設定。一周回った大人の恋愛にいける佐藤健のリードは優雅。一方、永野芽郁は初々しい。こんな恋をもう一度……と大人の視聴者の妄想も高まった。
セリフにドキリ「スカーレット」松下洸平
「スカーレット」(2019年度後期)は喜美子(戸田恵梨香)と八郎(松下洸平)が互いににくからず思っていながら、どちらも奥手で、接近するきっかけがつかめないでいたあるとき、八郎が思いきって「キスはいつするんやろ」と問いかける。八郎のこのセリフと発した声のトーンにムードがあって、キスそのものよりも話題になった。
「エール」(2010年度前期)のキスはコメディタッチ。文通で恋を深めていた裕一(窪田正孝)と音(二階堂ふみ)だったが、突然、別れの手紙を書いてきた音を訪ねて裕一が愛知にまでやって来る。そこで勢い余ってキス。その様子を母・みつ(薬師丸ひろ子)が見てしまい焦るという流れ。また、音の妹の梅(森七菜)と五郎(岡部大)は頬にキスというかわいいものだった。
貪るような接吻!?の「あまちゃん」
「わろてんか」(2017年度後期)のてん(葵わかな)と藤吉(松坂桃李)の場合はキス未遂。こういう初々しさもまたいいもので、要するにハートがざわつけば、実際にキスしてもしなくてもどっちでもいいのである。
「あまちゃん」(2013年度前期)は、「貪るような接吻」という過激なワードが登場。
アキ(能年玲奈/現:のん)が女優としてキスシーンを演じることになり、台本にそう書いてあって、ドキドキする。相手はいけすかない前髪クネ男(勝地涼)。ファーストキスを仕事で、しかもいけすかない相手に捧げることになるピンチにアキは動揺しまくり…という展開だったが最終的にはカメラの角度でごまかすことになり、こちらもキス未遂。
結局、はじめてのキスは種市(福士蒼汰)と。でもそれは画としてははっきり見せなかった。