<青天を衝け>玉木宏“高島秋帆”の変わりぶりに反響「まるで白馬の王子様!」
吉沢亮主演の大河ドラマ「青天を衝け」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第3回「栄一、仕事はじめ」が2月28日に放送された。徳川家慶(吉幾三)の死やペリー来航など、時代が大きく変わっていく兆しが見えてきたこの回、玉木宏演じる高島秋帆が身なりを整え再登場!端麗な袴姿で視聴者の歓声を浴びた。
「お前も励め。必ず励め」
「青天を衝け」は、資本主義の父と称され、新一万円札の顔としても注目される実業家・渋沢栄一の生涯を描く。同時に、やがて主君となる江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜(草なぎ剛)とのかかわりも、印象的に描かれていく。
10代の少年に成長した栄一は、父・市郎右衛門(小林薫)に連れられて初めて江戸へ行くなど、少しずつ商売について学び始めていた。そのころ、江戸は黒船来航で大騒ぎ。次期将軍候補に慶喜の名が挙がるも、慶喜は反発していた。誰にも気づかれないまま、時代は少しずつ幕末へと舵を切っていた。
そんな第3回では、えん罪で長いこと武蔵の国・岡部藩の牢に閉じ込められていた高島秋帆が再び姿を現した。ペリー来航により洋式砲術に詳しい秋帆の見識が幕府に求められ、赦免されることとなったのだった。
来るときは真っ黒に煤けた衣をまとい、髭もじゃの姿で罪人用の籠に押し込められて武蔵の地を踏んだ秋帆だったが、今回は身なりも整い、ちょんまげに脇差姿で供を従え、馬に乗って道を進んでいく。その姿を見た栄一は、幼い頃秋帆とかわした言葉を思い出し、「あなたは…確か、前に『このままではこの国は終わる』と…」と思わず声を上げた。
「そうか、お前か」。秋帆にとっても、かつて幼い栄一(小林優仁)が発した「俺が守ってやんべぇ、この国を!」の言葉が生きる支えだったという。「私はこの先、残された時をすべてこの日の本(ひのもと)のために尽くし、励みたいと思っている。お前も励め。必ず励め。頼んだぞ」と栄一に語り掛け、笑顔を残して去っていった。