和歌山を題材にした創作歌劇「火具鎚のうた」が無観客上演の撮影を実施 3月16日(火)より配信がスタート
ミーコ役・土井美咲(和歌山市出身)コメント
レーザーですごい異空間が生まれ、驚きました。本格的な演劇は初めてなので、落ち着いて取り組めるよう心掛けています。環境問題やSNSについて考え直すきっかけになるお話だと思います。
カイ役・中西弘志(紀の川市出身)コメント
和歌山県の景勝地や和歌山弁が出てくるので楽しく取り組んでいます。撮影では、この日に向けて積み上げてきたものを発揮できました。コロナで気持ちが沈むこともありますが、配信等の工夫で乗り越えられると思うので、この作品が前を向くきっかけになってほしいです。
ソラ役・藤田晴さん(紀の川市出身)コメント
稽古を通して俳優として大切なことを教えていただき、貴重な経験になっています。自分と同じ高校生にも作品を見てもらいたいです。
「火具鎚のうた」あらすじ
西暦2100年、世紀末を迎えた和歌山市。現代と大きく変わらないように見える世界だが、地球の温暖化は止まらず、百年前にも流行した終末思想がインターネットをにぎわせている。そんな未来に暮らす高校生のミーコ(土井美咲)とカイ(中西弘志)は、ある日を境に全く同じ夢を見始める。
赤く燃え上がる空に「火具鎚」という言葉(うた)。カイの弟で秀才のソラ(藤田晴)は、二人の話を信じようともしない。一方で、その現象は日に日に世界へと広がっていく…。最初は一蹴していた科学者も、悪質なうわさだと批判したメディアも、今ではその究明に真剣だ。
徐々に曖昧になっていく“現実”と“夢”の境界が消え去る時、主人公の3人は、“記録”ではない“記憶”を見ることになる。それは、誰のための、誰の予言なのか? 再び、「火具鎚のうた」が流れ始める。