いろんな挑戦、乗り越えて強くなれた
――撮影の前に準備や練習したことはありますか?
最初はピアノでした。撮影より前…本読みよりも前だったと思うんですけど、ピアノを10日前後くらいで集中して教えていただきました。
関西弁は以前ドラマでずっと関西弁だったので、なんとなく雰囲気は分かっていたんですけど、奈良となるとまた全然違うんだなという発見もありました。共演者の清水みさとさんが方言指導もやってくれていたので、奈良の言葉の雰囲気やしゃべり方で分からないことがあったら現場で聞いて演じていました。
――一番頑張ったシーンはやはりピアノですか?
そうですね。ほとんど触ったことがないものだったので。ピアノを弾いているシーンは重要なところで、吉乃の普段出せない思いとか表情が少し溢れてしまうようなシーンだったので、そこは難しかったなと思いながら撮影しました。
――ピアノを弾く姿は、短期間で練習したとは思えない見事なものでした。
この作品でピアノに出会ってから、今もいろんなことを勉強していますけど、今でも難しいと思いますし、だからこそ楽しい楽器だなとも思っています。
先生も私に教えるのはすごく大変だったと思います。たぶん、私100回くらいやさぐれているので(笑)。でも、本当に周りの方に助けていただきながら、この作品をみんなで作ったという感じなので、そのシーンが終わった時は本当に心の底からホッとしました。
――ピアノは2020年12月31日開催の「ももいろ歌合戦」で生演奏しました。今後も見られる機会はあるのでしょうか?
そうですね。せっかくこういう出会いをしたので、何かまた機会があれば挑戦したいなと思います。
――今回の作品に参加して、得たものはありましたか?
やっぱりピアノに出会ったりとか…音楽ですね。普段から音楽に関わっている中で、何度も挫けそうになる瞬間があったんですが、そういう今までのことがあったから、今回声を掛けていただけたのかなって思います。
今回いろんな挑戦をさせていただいた中で、本当にどうしようって悩む瞬間もあったんですけど、皆さんに支えていただきながら、それを乗り越えることができたときに、強くなれたかなって思っています。
――では、最後に百田さんが一番見てほしいシーンを教えてください。
香芝さんが道で急に歌いだして音楽が始まって、吉乃とせりふの掛け合いがありながら一本の道を歩いているシーンがあるんですが、そのシーンは楽しんでいただけると思います。ちなみに私は、急に歌い出す香芝さんにリハーサルのときは心をくすぐられて、ツボにはまって笑ってしまい、何回かNGを出しちゃいました(笑)。
でも、(本番は)グッとこらえて、最終的にはちゃんとできたので、ぜひ注目してほしいです!
3月12日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
出演:尾上松也 百田夏菜子 柿澤勇人 石田ニコル ほか
原作:大谷紀子「すくってごらん」(講談社「BE LOVE」所載)
監督:真壁幸紀
脚本:土城温美
音楽:鈴木大輔
主題歌:生駒吉乃(Vo.百田夏菜子)「赤い幻夜」(EVIL LINE RECORDS)
製作幹事・企画:東通企画
制作プロダクション:ROBOT
製作:映画「すくってごらん」製作委員会
配給:ギグリーボックス
公式サイト:https://sukuttegoran.com/
(C)2020映画「すくってごらん」製作委員会 (C)大谷紀子/講談社
<インタビュークレジット>
スタイリスト:関志保美
ヘアメイク:チエ(KIND)
<衣装>
・ワンピース/REDValentino
・シューズ/RED (V)
・ブレスレット/e.m.
・イヤリング/e.m.
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