オーラル山中拓也、30歳の誕生日に初著書を上梓「“弱さあってこその自分”を肯定できる本になっています」

2021/03/07 15:00 配信

音楽

初著書「他がままに生かされて」を上梓したTHE ORAL CIGARETTESのボーカリスト・山中拓也
初著書「他がままに生かされて」を上梓したTHE ORAL CIGARETTESのボーカリスト・山中拓也(C)矢西誠二

THE ORAL CIGARETTESのボーカリスト、山中拓也の初著書「他がままに生かされて」(KADOKAWA)が、自身30歳の誕生日である3月2日に発売された。家族、生死、音楽、これからについてまで、一人の人間としての“山中拓也”の全てをさらけ出したフォトエッセイだ。今回のインタビューでは、これまで自身のパーソナルな部分については多くを語ってこなかった山中が、なぜ本書を書こうと思ったのか、そして同著に込められた思いやメッセージ、こだわり抜いたというデザインや写真に至るまで、本音で語ってもらった。

――まずはこの本を書いたきっかけから教えてください。

これまで自分の過去をあまり話してきませんでした。病気とか大きな出来事は話したりしましたけど、家庭環境とか、大学時代にどんなことをやっていたとかは全く話してなくて。それは自分がクズだったからなんです(笑)。自分で振り返っても恥ずかしいぐらいに大学の時はクズ人間だったので、好きでいてくれたり、憧れてくれたりする子たちにそういうことを話すのはちょっと違うかなって。

――ファンから見たTHE ORAL CIGARETTESのバンドイメージもありますからね。

そうなんです。でも、一度インスタライブをベロベロの状態でやってしまった時に、酔っていたっていうのもあって過去のことをいろいろ喋ってしまったんです。次の日、めちゃくちゃ後悔したんですけど、ファンとかインスタライブを見てくれてた子たちから「拓也さんの過去の話を聞いて、私も頑張ろうってすごく思いました」っていうメッセージをたくさんもらいました。僕らのライブのスタイルとかもあって、普段から僕のInstagramとかSNSに悩み事とかを送ってくれる子が多いんです。一人だけに返事するわけにもいかないので、返事の代わりにライブの時のMCとか曲で返そうって思ってやってきました。でも、何か一つ、物としてよりみんなの人生を勇気づけられるものがあったらいいのになぁ、本とか出せへんのかな?って思ってたところにお話をいただいたんです。「僕も最近本を出したいと思っていたんです。よろしくお願いします!」ってすぐに返事しました。めちゃくちゃタイミングが良くて、「これは必然やったんかな」って感じで取り掛かることができました。

「他がままに生かされて」カバー画像
(C)KADOKAWA

――「他がままに生かされて」というタイトルに込めた想いは?

この本を作ってる間に、編集の方と相談しながら決めました。しゃべっている時に「すごく“他人”というのを大事にされてますね」って言っていただいて、今回の内容も家族をはじめ、いろんな人と関わってきたことを書いているので、このタイトルがいいんじゃないいかなって。

――バンド結成から10年、山中さん自身も30代になるということで、このタイミングだから話せる内容になっている感じですね。

そうですね。自分の10年間の整理でもありました。20代を駆け抜け過ぎて、自分の人生を整理する時間がなくて、「30代になってからどうしようかな?」って思っていたところもあるので、“30歳からまた走り出すために”という気持ちはありました。

――そういう意味では、30歳という年齢が一つの節目に。

そう思います。もう若手じゃないですからね(笑)。ずっと若手のつもりでいたんですけど、最近は周りの反応とかを見ると「中堅って見られてるのか!」って思うことも多くなりました。

●書籍情報
「他がままに生かされて」
1900円(税別)/発売中 
KADOKAWA
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●山中拓也公式Twitter
https://twitter.com/OralJOE

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