池松壮亮、チェ・ヒソ、オダギリジョー出演、石井裕也監督最新作「アジアの天使」7月2日公開決定&ティザービジュアル解禁
「舟を編む」(2013年)、「町田くんの世界」(2019年)などの石井裕也監督の最新映画「アジアの天使」が、7月2日(金)より劇場公開されることが決定。ティザービジュアルや場面写真が解禁された。95%以上のキャスト・スタッフが韓国チームで、オール韓国ロケを敢行した同作。主演は池松壮亮、池松の兄役はオダギリジョー、そしてヒロインは韓国の実力派女優チェ・ヒソが務める。
新しい家族の形を模索する人間ドラマ
この作品は、それぞれが心に傷を持つ日本と韓国の家族がソウルで出会い、新しい家族の形を模索する人間ドラマ。優しさと力強さが調和した石井裕也監督の新境地となる、新しい「アジアの家族映画」が日本で公開される。
制作にあたり石井監督は「もともと異国の地で映画を作ることに興味はあった。自分の経験値や感覚が通用しなくなった時に果たしてどんな新しい発見があるか、そのことに大いに興味があったからだ。それに、映画とは本来途方もなく自由なもののはずで、狭い世界など軽々と飛び越えていけるもののはずだ。そういう映画の可能性に期待もしていた」と原点を振り返る。
そして、2014年の釜山国際映画祭に審査員として参加した際に出会った韓国のパク・ジョンボム監督と意気投合し、それ以来韓国という国が、自分にとって“外国のひとつ”ではなく、“とても大切な友達が住んでいる国”になったという。
「そのときに映画を撮れると確信した。韓国という国の全容はもちろん外国人である僕には分からないが、友達の心の痛みを想像することができるなら映画も撮れると、直感的に思った」と当時の心境を告白。撮影中に新型コロナウィルスが世界に蔓延し始めるという危機に遭遇しながらも、韓国と日本の現在のリアルな姿を描きながら映画という自由な可能性に挑んだ。
7月2日(金)より全国公開
脚本・監督:石井裕也
出演:池松壮亮、チェ・ヒソ、オダギリジョー
■釜山国際映画祭公式Youtube
池松壮亮×チェ・ヒソ×オダギリジョー オンライントーク