<情熱大陸>1年間で500ステージ、舞台を第一に“面白い漫才”を追求する和牛の信念に迫る
3月14日(日)に放送される「情熱大陸」(毎週日曜夜11:00-11:30、TBS系)に、漫才師の和牛が登場する。
“漫才師日本一”の称号を賭けて戦う「M-1グランプリ」は、その称号を手にすればテレビなどのエンタメ業界で一気にスターダムにのし上がれるため、多くの漫才師にとって目標の一つになっている。
この戦いで、毎年のように優勝候補と目されながらも、そのタイトルを逃し続けてきた漫才師がいる。ボケの水田信二、ツッコミの川西賢志郎による二人組の漫才コンビ・和牛だ。2019年、出場資格を2年残したまま突如、“M-1卒業”を宣言した。
「4分の漫才の大会に出ないだけで、面白い漫才をやることは変わらない」――飄々(ひょうひょう)と話す2人の言葉にうそはなさそうだ。
今や芸人の活躍の場は、テレビやラジオだけでなく、Youtubeや海外進出など多岐にわたる。誰にどうやって自らの笑いを感じてもらいたいのか? 和牛が選んだ答えは「漫才師として舞台を第一にすること」だった。いま2人はテレビやラジオのレギュラーを抱えながらも、1年間で500ステージをこなしている。
番組は「面白い漫才」をとことん追求する2人の日々を取材。例えば、舞台直前。客席のお客さんの年齢層や男女比、団体客の有無などいくつもの要素を細かくチェックする。そして、そのときにベストのネタを披露し、ネタが終わるや否やネタの反省を始める。「和牛さんほどネタにストイックな人はいないです」と後輩たちも口をそろえる。
「テレビは番組側のやりたいことが決まっている。それは自分たちには合わないと思った」と、自らの笑いに妥協しない強い信念を素直に語る場面も。また水田、川西それぞれが自身の“笑いのルーツ”と語る場所を訪れたり、新ネタを作る様子など、ブレない“漫才師”としての生き様に迫る。