松山ケンイチ、ボクサーの役作りに2年「大事にしたのはジムにずっといること」たたずまいを本物に
4月9日(金)公開の松山ケンイチ主演映画「BLUE／ブルー」の新たな写真が解禁された。
同映画は、ボクシングを題材に、成功が約束されていなくとも戦い続ける者たちの生き様を描いた青春物語。松山は、情熱はあっても才能がなく、試合に勝てない瓜田を。同じジムに所属する、強さと才能を合わせ持つ後輩・小川を東出昌大、モテるために始めたボクシングにのめり込んでいく新人・楢崎を柄本時生が演じ、瓜田の初恋の人でありながら、今は小川の婚約者・千佳に木村文乃が扮する。
そして、映画「ヒメアノ～ル」(2016年)「犬猿」(2018年)などで知られ、30年以上ボクシングを続けてきた吉田恵輔が監督、脚本を務める。
松山は、変幻自在にビジュアルを変えて説得力を持たせる徹底した役作りと、確かな表現力を持つ“演技派俳優”。本作では、2年間という時間をかけてじっくり、負け続きのボクサーという役柄を憑依させていった。もともと松山は、「ボクシングと関西弁は、見る人が見れば、嘘がバレてしまうリスクをはらんでいる」という理由から、出演を断ろうと思っていたという。
そこで長い時間をかけて行った役作りでは、ムキムキに身体をつくりあげるのではなく、たたずまいを本物にするというアプローチを行った。縄跳び、ミット打ち、サンドバック、防御の練習など、一般的なトレーニングをこなしつつも、「大事にしたのは、ジムにずっといること。練習している人や、トレーナーがどういう掛け声でミットを打っているかとか、常に見ていました」と語る。
今回の新カットでは、ジムでボクサーの雰囲気を身につけたからこそ垣間見える、本物のボクサーさながらの姿が収められている。
※吉田恵輔の「吉」はつちよしが正式表記
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
4月9日(金)より新宿バルト9他、全国ロードショー
