とにかく僕は全編通して笑いをこらえていた印象で、それだけ面白いシーン満載のドラマになったのではないかと思います。10日とちょっと、本当に駆け抜けた感じで、楽しかったです。
普通ではやっちゃいけないようなお芝居が自由にできるので、僕はコメディーをやっているときが1番楽しいんです。三木康一郎監督とは初めてご一緒したのですが、とても愛情を持って接してくださるので、伸び伸びとやらせていただきました!
モブって「自分はモブだ」って思っているんだけど、実はその世界では異端で、それに気付いていないちょっとおかしなヤツなんですよね。そこをより強く出して行けたらと思って臨みました。
今回この作品を撮って、「あぁ、恋愛をするときの感情って男女で差はないんだな」って感じました。好きなら好きだし、嫌なら嫌だし…。だから、BLって一段階深いところにあるんじゃないかなって思ったんですよね。それを知ることができたのも、いい経験になりました。
無事に全編撮影が終わり、ホッとしています。僕はモブと東條とのシーンが多かったので、2人とのコントラストを出したいと思い、話し合いながら撮影を進めていました。
塩野くんとのシーンで、とにかくすごく寒い日があって、イチャイチャしながらもお互いの震えが感じ取れるくらいだったのを思い出します。
初日から気さくに話し掛けてくれて、話してみたら共通点もすごく多くて、すごく距離が近づいてからラブなシーンを撮れたので良かったですし、塩野くんのことはもっと大好きになりました!
綾人と東條のデートシーンも、本当にとてもラブラブで、演じている僕らもキュンキュンしてしまいましたよ。このドラマは原作がある作品なので、綾人というキャラクターも原作を読みながらイメージを膨らませました。
綾人が、モブといるときの顔と東條といるときの顔、そこに差を出してみたので注目していただけたらうれしいです。
僕が演じた菊池という役は、原作を読む限りでは地味な印象だったのですが、台本からはすごくかわいらしい部分が読み取れたので、そこを大事に演じようと考えていました。
菊池は、ずっとBLフラグを避け続けてきたモブを最後の最後に落とそうとするキャラなので、犬飼さん演じるモブに「かわいい」と思ってもらえるよう意識して撮影に挑みました。
僕自身、ここまでさりげなくかわいらしい部分を出した役は初めてでお芝居も楽しく、いろんなことを学べた現場でしたので、皆さんもエンターテインメントとして楽しんでいただけたらうれしいです。
不思議な世界観に迷い込んだ撮影期間でした。それぞれの役に人間味があって、みんながすごく魅力的に演じていたと思います。
僕の中で東條は、真っすぐに綾人を愛するというキャラだったので、コミカルな要素は極力排除して演じました。ゆうたろうくんとは話も合って、すごく早い段階で打ち解けられたので、綾人役がゆうたろうくんでよかったなって思っています。
東條は“この世界観の中心的人物”みたいな存在なので、その登場シーンなどにも注目していただきたいです。たくさんの同世代のキャストの方々とご一緒できて、とても楽しかったです!
初日からもっと緊張するかと思っていたのですが、現場も雰囲気がとても良くて、すごくリラックスして臨めました。今日のクランクアップのシーンも、初めてお会いするメンバーもいながら、とても和気あいあいとした雰囲気で撮ることができました。
内海は、女性にもすごくモテるんですけど、心を寄せている相手は男性という青年なので、演じていてとても楽しかったです。目線や表情の1つ1つに内海の心情が表れていると思うので、そこにも注目していただけたらと思います。爽やかなBLをぜひお楽しみください!
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