――確かに、生徒の恋愛はほぼ描かれなかったので、真田と祥子は唯一恋を匂わせる関係でしたね。真田と嶋田の距離も縮まり、嶋田の味方のようになってきているように見えます。
嶋田さんのことは、もしかしたら最初から気になっていたのかもしれないですけど、学内の情報収集に協力するうちに、だんだん嶋田さんを好きになっていった気がします。身近なところに嶋田さんのような頼れる大人人がいるということは、真田にいい刺激を与えたのではないかと思います。
――では、「青のSP」最終回の見どころを教えてください。
台本をもらうたびに事件がどう解決されるのか、どんな展開を見せるのか推理しながら読んでいたんですけど、毎回裏を突いてこられて、最終話でもそっち!?って思いました(笑)。最終回では3年1組のみんながだんだん心を開いて、真田を含めて、嶋田さんに対する思いが変わってきています。そんな生徒たちの変化をみてほしいです。事件の真相は秘密ですが、少しずつ正義感を持ち始める真田にもご注目ください!
――最後に、今年初主演の映画「光を追いかけて」が公開されます。こちらは2019年の13歳の時に撮影したそうですね。
主演映画といわれても実感が湧かなくて、それよりも撮影で秋田に1カ月ぐらい行くことになっていたので、そっちの方が緊張というか、どうしようと思っていたんです。家を1カ月も離れるのが初めてだったので。でもいざ秋田に行ったら、1カ月があっという間に過ぎてしまって、楽しかったという思い出しかありません。秋田では親子丼がとてもおいしくて! 僕、鶏肉が大好きなのですが、その親子丼は比内地鶏が使われていて、1カ月の間に5回ぐらい食べました(笑)。
それから、ロケ地は自然がどこまでも広がっている場所で、すごく気持ち良くて。その景色は映画で映し出されていて、秋田の魅力がたっぷり伝わると思いますので、こちらもぜひ見てください!
取材・文=及川静
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