沢田研二、菅田将暉W主演映画「キネマの神様」の公開日が決定! 重要な本編シーンも解禁に
山崎貴監督コメント
――山田監督の作品にVFX監修として携わることが決定した際の、お気持ちをお聞かせください。
敬愛するレジェンドが僕の何かしらに期待してくれて、仕事を頼んでくれるなら、それは何を置いてもはせ参じなくてはと思いました。
僕は邦画の歴史にも大変興味あるので、雑談する中でかつての巨匠たちの生の姿を教えていただけることも、とても楽しかったです。日本映画のさまざまな歴史的瞬間を体験してきた方ですから。
――VFXに関して意識された点、こだわった点について具体的に教えてください。
山田監督の世界観に合ったVFXということにはこだわりました。いわば地に足が着いているもの。僕自身の作品のときは荒唐無稽なものを目指しますが、そこは品良くいきたいなと。
――撮影現場における山田監督との対話の中で、どのような意見交換をされていたのでしょうか?
山田監督は、新しい玩具を手にしたように楽しんでいらしたような気がします。僕はその玩具の可能性を、できるだけ広がりが持てるようにレクチャーしていく感じでした。目指すイメージはしっかりと出来上がっていましたね。
映画「キネマの神様」ストーリー
無類のギャンブル好きなゴウ(沢田研二)は妻の淑子(宮本信子)と娘の歩(寺島しのぶ)にも見放されたダメ親父。そんな彼にも、たった1つだけ愛してやまないものがあった。それは「映画」。
行きつけの名画座の館主・テラシン(小林稔侍)とゴウは、かつて映画の撮影所で働く仲間だった。
50年ほど前、若き日のゴウ(菅田将暉)は助監督として、映写技師のテラシン(野田洋次郎)をはじめ、時代を代表する名監督(リリー・フランキー)やスター女優の園子(北川景子)、また撮影所近くの食堂の娘・淑子(永野芽郁)に囲まれながら夢を追い求め、青春を駆け抜けていた。
そして、ゴウとテラシンは淑子に、それぞれ思いを寄せていた。しかし、ゴウは初監督作品の撮影初日に転落事故で大怪我をし、その作品は幻となってしまう。ゴウは撮影所を辞めて田舎に帰り、淑子は周囲の反対を押し切ってゴウを追い掛けていった。
2020年。歩の息子の勇太(前田旺志郎)が、古びた脚本を手に取る。その作品のタイトルは「キネマの神様」。それはゴウが初監督のとき、撮影を放棄した作品だった。
勇太はその脚本の面白さに感動し、現代版に書き直して脚本賞に応募しようとゴウに提案。過去の自分と再会した時、ゴウの中で止まっていた夢が再び動き始める。
8月6日(金)全国ロードショー
<スタッフ>
監督:山田洋次 脚本:山田洋次、朝原雄三
原作:原田マハ「キネマの神様」(文春文庫)
配給 :松竹
<キャスト>
沢田研二、菅田将暉、永野芽郁、野田洋次郎、
北川景子、寺島しのぶ、小林稔侍、宮本信子
【HP】movies.shochiku.co.jp/kinema-kamisama/
■映画『キネマの神様』【山崎貴監督VFX監修:特別映像】8月6日(金)全国公開