<にじいろカルテ>高畑充希&北村匠海&井浦新インタビュー!「撮影が進むごとに安心して頼りながら演じることができました」
今夜最終回を迎えるドラマ「にじいろカルテ」(テレビ朝日系)。笑いあり、涙ありのストーリーもさることながら、その舞台となる「虹ノ村診療所」で働く主人公で内科医の紅野真空(高畑充希)、外科医の浅黄朔(井浦新)、看護師の蒼山太陽(北村匠海)の息の合ったやりとりも注目を集めている。
本編の撮影は昨年12月に終了しているものの、その後も連絡を取り合っているという3人。撮影中の現場の様子や最終回の見どころも教えてもらった。
3人のシーンになると、「にじいろカルテ」の現場だって感じるようになりました(北村)
――今作の撮影で今でも印象に残っているエピソードはありますか?
高畑「いろんなことがありすぎて……。何でしょう?」
井浦「何だろうねぇ」
――先週放送の第8話では、太陽(北村)のサプライズパーティの様子が描かれました。
北村「たくさん泣いた回でしたね」
――真空先生と朔先生の二人羽織も。
井浦「そうだ、そうだ」
高畑「それで思い出したんですけど、“セクシーシーン”になると新さんのテンションが高くなって(笑)」
井浦「うん(笑)」
高畑「新さんがノリノリで演じることによって、スタッフのテンションも上がっていました(笑)」
北村「でも、新さん、充希さんに1回本気で怒られてて」
高畑「そうだっけ?」
北村「楽しみ過ぎです、って(笑)」
井浦「言われたね〜(笑)」
高畑「私、怒ったかも(笑)。何か、私までテンションがよく分からなくなってきちゃって」
井浦「そうだよね(笑)」
高畑「ドラマが完成したときにちょっと恥ずかしい感じになっているんじゃないかって、オンエアされるまで怖かったのを覚えています(笑)」
――撮影が始まった当初は、監督の演出が“斬新”というお話をされていましが、回を追うにつれて変化はありましたか?
井浦「完全に変化していましたね」
北村「この3人のシーンになると、これこそ『にじいろカルテ』の現場だって感じるくらいになっていました」
井浦「もはや監督の演出を欲してたよね(笑)」
北村「しかも、後半になるにつれて3人のシーンが意外とサラッと終わるようになっていったんです。長回しで撮るのかなと思ったら、『はい、終わりです』と言われて、もう終わっちゃった……って」
――それは3人の息がぴったり合っている証拠でもあって、いいことでもあるのでは?
北村「そうなんですけど、でも、もっと撮ってもいいんじゃないですか?って思うときはありました(笑)」
井浦「思っちゃうよね。もっとやっていたい、みたいな」
北村「撮影の終盤はそういう寂しさも感じながら演じていました」
――高畑さんもそういった心境の変化を感じられましたか?
高畑「そうですね。撮影の序盤は監督からどんな球が飛んでくるか分からなかったのでヒヤヒヤしていましたけど、そのうちに球が飛んでくることに安心するようになっていきました。あと、それこそ最初の頃は監督の演出以外に、お二人(井浦と北村)が結構人見知りな方たちだったので、どうなることかとも思っていました(笑)」
――人見知りでなかなか話せないという感じですか?
高畑「私の方から話し掛けると話してくださるんですけど、お二人とも自分からは積極的にお話しされるタイプではなくて。このドラマはこの3人のチームワークに掛かっている気がすると思っていたので、どうしようと思っていたんです。でも、撮影が始まってから割と早い段階で、監督からの意外な演出を一緒に乗り越えたという一体感も含めて、3人の間にギュッと連帯感が生まれた瞬間があって。そうなってくると、3人のシーンでどうなるか分からないときもお互いを信頼して演じられるというか。自分が崩れても2人が立て直してくれるみたいな感じで、撮影が進むごとに安心して頼りながら演じることができました」