――林さんは、2017年の初登場回で「ジャスコ」と解答したことで、それが愛称にもなりましたが、覚えていますか?
林:はい(笑)。初登場回は僕にとって衝撃的でした。あの回をなくして、僕の「東大王」を語ることはできないと思います(笑)。しかし、(ジャスコと誤答したことで)皆さまの記憶に残ることができたので、ありがたいとも思っています。クイズのプロとしてはあまり褒められたことではありませんが、あれがあったから今の自分があると思うと、昔の自分を一喝しつつも、ありがとうと言いたくなる気持ちもあります(笑)。
――それぞれに印象に残っている回を教えてください。
鈴木:一番印象に残っているのは、(10連勝のご褒美で行った)ハワイでの撮影です。キラウエアの火山活動をヘリコプターで上空から眺めたり、カヤックに乗ったり、伝統料理を食べたり、普段できないような経験をチームの皆さんとさせていただいて、とても楽しかったです。
林:僕はうまくいったシーンよりもうまくいかなかったことの方が記憶に残っていて、1年目の11月ぐらいに、ファイナルで富永(美樹)さんと1対1で戦って負けた回です。収録後にすごく泣いてしまったのですが、当時の大将の水上(颯)さんといろいろ話したときにプロ意識が芽生えたんです。我々はクイズのプロとして番組に出演しているので、振る舞いもそれ相応のものであれと言われて…。あのときの失敗は、自分にとって大きなターニングポイントとなりました。
――番組からは多くのことを学べたということでしょうか?
林:はい。クイズの知識や勉強法だけでなく、問題の出し方も学べました。出題する側の気持ちを考えることで出題内容の傾向を読めたりもしますしね(笑)。
鈴木:時事問題は多くの人が現在関心を持っていることが出題されますから、どういったことが起こり、今、何が求められているのか?ということが学べると思います。
林:確かに解答スペースに立ちながら、「これは今、出し時だよね?」と思ったりもしていました(笑)。また、答えをどう解説するかを考えることも番組に出演するまでなかった経験でしたので、学ぶ要素は多かったと思います。
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