松田凌、“座長”安西慎太郎は「ストイックですね」
ことし1月26日から29日まで、東京・世田谷パブリックシアターにて上演された舞台「『幸福な職場』~ここにはしあわせがつまっている~」。
放送作家としても活躍する、きたむらけんじの代表作となる本作は、心身障害者雇用モデル工場第1号となった日本理化学工業が、昭和30年代に初めて知的障害者を雇用した時の様子が描かれる。
好評のうち幕を下ろしたこの作品が、3月12日(日)の昼4時から、メインキャストによる副音声が付いて早くもCSテレ朝チャンネル1で登場する。
主演は2.5次元作品からストレートプレイまで数々の舞台をこなす若手実力派俳優・安西慎太郎。そして舞台・映画・ドラマと活躍の場を広げる松田凌と、アイドルの枠を超え舞台での活躍も目覚ましいSUPER☆GiRLS・前島亜美も加えたキャスト3人が、今回副音声収録のために再集結した。
舞台本編はもちろん、副音声による舞台裏のエピソードや彼らの舞台に対する熱い思いも明かされるので、じっくり耳を傾けてほしい。
【キャスト3人のオフィシャルインタビュー】
――安西さんが座長を務めたことは?
松田:慎太郎はストイックですね。座長としての安心感がありました。今回の僕の収穫は、慎太郎が座長として、きたむらさんといっぱい話し合ってお芝居を作り込んでいた。その姿勢を見られたことですね。
安西:それは(演出の)きたむらさんが一緒にセッションして作っていこうねって空気を作ってくれたので、そのおかげです。
――今回、知的障害を持つ少女・吉岡聡美という難役でしたね。
前島:難しかったですね…何からやっていいか分からなくて。安易にやっちゃいけないっていうプレッシャーがありました。モデルになった方と事前にお会いできたので、しっかりやらなくてはいけないという責任も生まれていましたし。演技するときに、人と目を合わしちゃいけないというのがあって。それも大変でした。
松田:でも、一挙一動、目線とかも細かく演じれていてすごかった。一緒に舞台にいる俺たちがそう感じたくらいだから、絶対お客さまにも届いていると思う。「聡美ちゃんはこういう人」っていう世界観が皆に伝わっているんじゃないかな。
――これからやってみたい役とかはありますか?
安西:僕、23歳なんですけれど、学園ものが実はやりたいですね。意外かもしれないんですが、いつも場をかき乱すような、ちょっと変わったキャラクターの役が多いんですよね。だから学園に1人いる、周りを盛り上げるような明るい役もやってみたいです。
松田:役者として欲はつきないんですけれど…人の考え方ではない、常人ではないようなドラマティックな役がやりたいです。究極、人でなくてもいいかな。
前島:今回ご一緒した馬渕(英里何)さんにすごく憧れます。私も、いつか馬渕さんが演じたような、温かみのある人間味にあふれた役に挑戦してみたいです。
3月12日(日)昼4:00-夜6:30
CSテレ朝チャンネル1にて放送