<俺の家の話>危篤の寿三郎(西田敏行)を囲み泣き笑い! 最終話目前で感じる“逃げない”脚本家・宮藤官九郎のスゴさ
寿三郎が奇跡の生還!
第9話で、寿三郎が危篤となり、家族や門弟が囲んだ。寿三郎がサブエンディングノートに残した「最期は家で家族に囲まれて迎えたいです」という願いをくんだような感動的なシーンだったが、家族たちはそれぞれ、これまで言いたかったことを言い始めた。
父の過去を許したわけではない舞は「地獄確定だから。それが嫌なら目覚まして!」と言い、孫の秀生(羽村仁成)は「漢字が書けなくても能楽師になれるかな、おじいちゃん」と呼びかける中、寿三郎はガールズバーの話などには反応し、心拍数を上げた。
プロレスの格好で現れた寿一は「何を隠そう、私こと、スーパー世阿弥マシンの正体は観山寿一です」とマスクを脱いで告白し、全員で「肝っ玉、しこったま、さんたま!」と呼びかけたところ、寿三郎は一命を取り留めた。観山家の起こした奇跡に視聴者は「温かい家族だよまったく」「笑っていいの、今?と思いながらも大爆笑」など、泣き笑いしてSNSに感想を寄せた。
いよいよ次週、3月26日(金)の放送で最終話。寿一は新春能楽会で舞う予定の「隅田川」の稽古に励む。「俺の家の話」は王道ホームドラマとして、残り1話も逃げずに描き切ってくれそうだ。
◆=ザテレビジョンドラマ部