リリー・フランキーと満島ひかり、亡き家族を思う人々の物語に耳を傾ける

2021/03/26 11:05 配信

芸能一般

リリー・フランキーと満島ひかりが、被災者の“夢”を朗読(C)NHK


リリー・フランキー満島ひかりが出演する「天国DJ 亡き、あなたへ…」が、3月26日(金)[夜10:00-10:30、NHK総合]に放送される。

東日本大震災から10年。夢で、亡きあなたと再会することで、生きる力を得ている人たちがいる。夢日記をつけ、天国での再会を指切りした妻との約束が生きる原動力となる夫、娘を救えずにさいなまれていたが、「自分を責めないで」と夢に現れた娘に支えられる母、肌のぬくもりを感じながら、逝った妹と夢で遊ぶ姉。そして、小学6年生で天国へ旅立った息子が、夢で中学校制服姿を見せにきた。「あなたの子でよかった」と言われるように今を生きる母。

番組では、3月11日の星空に影絵を投映させた空間の中で、リリー・フランキーと満島が、DJスタイルで夢を朗読。幻想的な夢の世界に耳を澄ませる。

リリー・フランキーのコメント


亡きあなたを思うこと、思い続けることの大切さを思い知らされました。自分も、そうありたいです。プラネタリウムで、あの日の夜空を見ながら、夢の物語を読ませていただきました。亡きあなたは、そんなに遠くない所にいてくれているなって気がしますよね。僕は、兄弟もいないですし、両親も亡くなって、家族もいないので、言ってみれば、天涯孤独。でも今回、夢を寄せてくださった方たちとお話させてもらって、僕にも思う人がいるんだなって。なんかむしろ豊かなのかも、と思わせていただけました。

満島ひかりのコメント


張りつめているけど穏やかで、天文台の中が優しい気持ちで溢れていたように感じます。大切な家族への言葉を読む役割は、怖かったですが、何にも変え難い時間でした。日常が突如として様変わりする。大切な人の肉体が突然なくなる。10年前の3月11日から続く、ひとりひとりの想いを言葉にしていただき、そしてその想いをリリーさんと私が声にする、不思議で胸がぎゅーっとする時間でした。