大江千里のNY音楽ライフエッセイ第3弾刊行！父親との葛藤やコロナワクチン接種まで目の前のリアルをつづる
3月31日(水)、ジャズピアニストとしてニューヨークで活躍する大江千里が、新たな著書「マンハッタンに陽はまた昇る 60歳から始まる青春グラフィティ」を上梓する。ニューヨークでの音楽ライフやコロナ禍のサバイブを記録した、人気エッセイシリーズの第3弾。そこには、2019年9月にリリースしたアルバム『Hmmm』制作の裏側、ジャパンツアー中止・ワクチン接種をはじめとするコロナとの闘い、愛犬“ぴ(ぴーす)”との関係、さらには学生時代の音楽活動の記憶、そして父親との葛藤まで、日々の思いが赤裸々につづられている。
日々発信する自身のSNSでは、縦横無尽に新たなチャレンジを見せ、衰えない制作意欲を感じさせる大江千里。一方で、過去の出来事の総括をエッセイという形にしたことにはどんな思いがあったのか。ニューヨークに暮らす大江千里に話を聞いた。
――まず、新著のタイトルの話を。「マンハッタンに陽はまた昇る 60歳から始まる青春グラフィティ」という書名に込めた思いから聞かせてください。
大江：NYでの暮らしをつづったエッセイは3冊目となります（1冊目「9番目の音を探して 47歳からのニューヨークジャズ留学」、2冊目「ブルックリンでジャズを耕す 52歳から始めるひとりビジネス」)。次はどういうタイトルがいいんだろうかということは、一年ぐらい前から考えていました。
昨年60歳になりましたが、いろんな身体的な問題が次から次に降りかかってきても、比較的笑顔で乗り切れているんですね。それを分かりやすく、何かパワフルな言葉で言えないかなと。
「マンハッタンに陽はまた昇る」というのは、コロナ禍があって、ニューヨーク全体がまた新たな文明というか新たな時代に入り、そこに陽が昇ってくるイメージ。ニューヨークに住んでいる僕の生活にもまた陽が昇り始めるというイメージです。
副題は、60歳になり、やっと心の皮がむけて、やっと今は素直でストレートな自分がいる。これを青春と例えなくて何と例えるんだと。今、60歳からの青春にグラフィティを描いているということ。タイトルは、そんな心のままを言葉にしたものですね。
「マンハッタンに陽はまた昇る 60歳から始まる青春グラフィティ」
発行：KADOKAWA
定価：1,800円+税
発売日：2021年3月31日(水)
https：//www.kadokawa.co.jp/product/322008000049/
大江千里作・告知動画 https://youtu.be/mFmug-ozBko
◆大江千里出演の特別番組◆
震災10年特別企画「音楽で心をひとつに Music for Tomorrow」
https://thetv.jp/program/0001000185/
2021年3月27日(土)夜11:00‐0:00 NHK総合にて放送
オーダーメイドファクトリー
大江千里『Senri PremiumIII~MY GLORY DAYS 1993-1999』
・大江千里のアルバム『Giant Steps』『SENRI HAPPY』『ROOM802』に未収録シングル 曲を加えたCD‐BOXがリリース。予約受付中(2021年5月18日まで)
https://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?site=S&ima=5612&cd=DYCL000000787
