真のバイプレイヤーはジャスミンだった!演じ切った北香那「とっても幸せ」<バイプレイヤーズ>
「シーズン3が決まった時から、最後はジャスミンの回にしようって」
ジャスミン役は、2017年放送のシーズン1のオーディションで射止めた。松居大悟監督は当時、北の抜擢理由を「四次審査までもつれにもつれ、最後は、もっとこの人が見たいと思えるような、目が離せない未知数な魅力を放つ北さんに賭けようと思いました。オーディションの時以上に暴れてほしい、彼女の出世作にしたいです」と説明していた。
その言葉通り、「バイプレイヤーズ」は北の出世作となった。北はその後、2018年に公開されたアニメーション映画「ペンギン・ハイウェイ」で主演を務めるなど活躍の場を広げている。
名だたる俳優陣が本人役で出演してきた「バイプレイヤーズ」シリーズで、シーズン1から本人役ではなくメインキャストで居続けた北。大杉漣さんをはじめ元祖バイプレイヤーズたちにも愛され、前回までのあらすじを追う「これまでのバイプレイヤーズ」でナレーションを担当したり、番組公式YouTubeで「ジャスミンちゃんねる」を展開したりと存在感を示してきた。彼女こそが、<バイプレイヤーズの中のバイプレイヤー>なのだ。
26日の最終話直前に生配信された「ジャスミンちゃんねる」第十四話には松居監督が登場。「1話から最終話に向けて、裏側で“ジャスミンストーリー”が走ってたとわかる回になってる」と最終話の見どころを語り、「シーズン3が決まった時から、最後はジャスミンの回にしようって言ってて、その時は松居さん撮ってくださいって言われてもちろん、って」とも打ち明けた。
ジャスミン役・北香那自身もInstagramで「早いもので、シーズン3の最終話。寂しいなぁ。でもそんな最終話でジャスミンにフォーカスを当ててもらえたのは、とっても幸せ…」と綴った12話。視聴者からも「すべての現場にジャスミンがいたのか…!」「バイプレイヤーズの一番のバイプレイヤーはジャスミンだったんだね。とってもいい最終回」「ジャスミンと元祖のおじさんたちの絆が本当に最高で泣きました!」といった感動の声が上がった。
ドラマ「バイプレイヤーズ」12話はTVerで無料配信しているほか、Paraviではシリーズ全話を配信中。そして4月9日(金)からは映画「バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~」が公開となる。松居監督は、「ジャスミンちゃんねる」第十四話の中で「100人以上の役者も出ますし、ドラマだとわちゃわちゃと楽しい感じだったんですけど、それプラス、ちょっとグッとくるような話になっております」とコメントしている。(文=ザテレビジョンドラマ部)