サッカー元日本代表・内田篤人が、「報道ステーション」(毎週月~金曜夜9:54-11:10、テレビ朝日系)で初めてスポーツキャスターに挑戦することが明らかになった。
入社2年目の安藤萌々アナウンサーが3月29日(月)より月~木曜のスポーツキャスターに就任することが発表された同番組。そのスポーツコーナーに、新メンバーとして内田も出演することに。3月31日(水)より毎週水曜日に出演し、自身初となるスポーツキャスターとしてのキャリアをスタートさせる。
内田は、2006年に鹿島アントラーズへ入団。DFとして、クラブ史上初となる高卒ルーキーでの開幕戦先発出場を果たし、Jリーグ優勝新人賞を受賞、さらにはA代表や南アフリカW杯の日本代表メンバーにも選出されるなど、大活躍した。
2010年からはドイツへ渡り、2017年8月までFCシャルケ04に所属。2014年にはブラジルW杯の日本代表メンバーに選ばれるなど快進撃が続く中、故障に苦しみながらも2017年8月からはウニオン・ベルリンで、2018年からは古巣の鹿島で現役アスリートとしてまい進。2020年8月に惜しまれながらも、現役を引退した。
その聡明さとトーク術は世間やメディアからも注目され、引退後はスポーツキャスターとしての活躍も期待されていたが、満を持して「報道ステーション」で新たなフィールドを開拓していく。
「『報道ステーション』に出演できるのが非常にうれしくて、『僕でいいならぜひ!』と即答しました」と、オファーを受けたときの喜びを明かす内田。未知のスポーツキャスター、しかも生放送ということで「緊張感もありますし、最初は分からないことやできないことだらけだと思います」と謙虚に自己分析しつつも、「“とりあえずやってみよう精神”で取り組みたい」と意欲をにじませる。
「僕自身サッカー以外のことについても勉強したいとちょうど思っていた」と明かし、「仕事としていろんなことにチャレンジできる場をいただけて、すごくありがたいです。現役を引退した選手が誰でもいただけるような話ではないですし、今後に生かせるように頑張ります」と、全力を尽くすことを誓った。
手本にしたいスポーツキャスターは、「報道ステーション」にも出演している松岡修造。「修造さんからは熱が伝わるじゃないですか。スポーツの根本はそこだと思っているので、あそこまで激しくできるか分からないですけど、スポーツの良さやアスリートの人間性、競技の素晴らしさを伝えていきたい。僕らしくやりたいと思います」と決意表明した。
内田は今後、サッカーのみならず、他の競技についてもどんどん取材していく。興味のある競技を尋ねると「バスケ、ラグビー、新体操、柔道、近代五種、馬術」と、今年開催予定の東京オリンピックでも実施される競技を次々と挙げた。
ただ客観的に取材するだけでなく、現在33歳という若さを生かして「実際に競技を体験するロケ」も敢行。「未来のスポーツ界で活躍するであろう“金の卵”の発掘企画」などにも携わっていく。
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