松重豊「癒やされたり、ホッとしたり、楽しい気持ちになってくれれば、大杉漣さんも喜んでくれると思います」<バイプレイヤーズ>
そんな“ネクスト・バイプレイヤーズ”の濱田からは、「(4人が)そろうと、ずーっと本番直前まで喋ってるんですよ。でも、戦友と昔を称え合っててすてきな光景だなと思ったら、日没が近くなるとパタッと喋らなくなるんですよ。みんな一様に、おうちに帰りたくなっちゃうっていう(笑)」と撮影現場での姿を暴露されていた。
また、芳根からは今回が2度目の共演という役所広司とのエピソードも。「一緒に撮影してる日に雨が降ってしまって、私は役の中で役所さんに傘をさす役割があったんですけど、あの瞬間は役の芳根京子じゃなくてマジの芳根京子で、とにかく濡らさないように必死に(笑)。それくらい緊張して、先輩方との距離感や緊張感というものは常に持っていた撮影期間だったなと思います」と振り返る。
最後は、“元祖バイプレイヤーズ”がメッセージを送ることに。田口は「バイプレイヤーズの映画化は、やはり大杉漣さんなくしてはなかったと思います。そして、まだ世の中大変な状況ですけれど、ちょっとでも癒やされたり、ホッとしたり、楽しい気持ちになってくれれば、漣さんもきっと喜んでくれると思いますので、映画『バイプレイヤーズ』をよろしくお願いします」とコメント。
松重は「この映画は紆余曲折あって、去年のコロナ期にもう撮影がなくなるんじゃないかと思ってたら、不死鳥のようによみがえってきた企画でして。僕らの仕事自体もこの先どうなるか?って思ってたときに、この作品があって救われて、100人の役者が出られて、こういう仕事を続けることができるかもしれないって思えたキッカケになったのかもしれません。これは大杉さんが生み出した面白いフォーマットだと思いますので、100人とは言わず200人、もう客席の人数を超えてどんどん膨らんでいけば面白いなと思います」と、今後の展開に期待する。
光石は「登壇しているメンバーだけじゃなく、今回100人の俳優が出ております。すごく細かいところまでいろんな方が出てますので、見てやってください。そして、宣伝してやってください。そうすると、大杉さんも喜ぶと思います」と、大杉さんの気持ちを代弁。
そして、遠藤が「この4人だけでも通常、1つの作品に大体2人とか。4人が同じ画面に出てくるみたいな作品は、ほとんどありません。今回、映画を見てもらうと分かるんですけども、普通1つの作品で共演しないような人たちがごっそり出てきます。そういう、お祭りみたいな作品ですので、楽しんでいってください。きっと、漣さんも満足していると思います」とアピールし、イベントを締めくくった。
4月9日(金)全国ロードショー
<スタッフ>
監督:松居大悟
脚本:ふじきみつ彦、宮本武史
主題歌:Creepy Nuts「Who am I」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
製作:「映画 バイプレイヤーズ」製作委員会
制作プロダクション:スパークル
配給:東宝映像事業部
<キャスト>
田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一、
濱田岳、柄本時生、菜々緒、高杉真宙、芳根京子、
有村架純、天海祐希、役所広司
【HP】byplayers.jp