「機界戦隊ゼンカイジャー」ゼンカイザー役・駒木根葵汰「毎日“全力全開”で頑張っています!」

2021/04/07 08:00 配信

ドラマ

駒木根葵汰撮影=山下隼

ーーそれでは少しご自身のお話しを。自分自身はどんな性格だと思いますか?

自分で言うのもなんですが、「優しい」とはよく言われます。自分でも、ネガティブな感情をあまり表に出すことがそんなにないとは思います。考え方が「女性っぽいかも」と言われるんですが、お姉ちゃんと妹に挟まれて育ったからかな。

ーー女性の地雷ポイントに敏感なのでは?

そうかもしれません。お母さんとお姉ちゃんにいかに怒られないようにするかが大事だったので(笑)。

ーーお名前は本名だそうですね。

「駒木根」は珍しい苗字で、お店の予約など電話で名乗るときは何度も聞き返されるので、別の苗字で予約しています(笑)。「葵汰」は、子供の頃から「キイタに聞いた」とかダジャレちっくなことを言われ続けていたので、ちょっと「めんどくさいなー」と思った時期がありました(笑)。でも、今ではすぐに覚えてくれる名前だし、書きやすくて見栄えが良いので、この名前でよかったって感謝してます。

ーーヒーローにちなんで、駒木根さんにとって、子供時代のヒーローと、現在のヒーローを教えてください。

幼い頃からその凄さをなんとなく感じてはいたんですけど、今は確実にお父さんが僕のヒーローです。子供の頃、お母さんに怒られると、お父さんが連れ出してくれて、コンビニでアメリカンドッグを買って「元気出せ」と励ましてくれました。うちは母、姉、妹と5人家族なのですが、お父さんの立場が一番弱いんです。でも、しっかりと家計を支えて、気を使いながら、縁の下の力持ちとして家族を支えてくれています。当たり前のことを当たり前にやり続けることの凄さを、一人暮らしをして自立して、やっとわかりました。家庭を持つことの大変さや難しさを、大人になってきて、想像できるようにもなりました。お父さんは優しくて、友達のように何でも話せる、尊敬できるヒーローです。

ーーそんなヒーローが活躍する作品に主人公として出演している今の意気込みを聞かせてください。

今は、このドラマを最高のものにすることだけを考えています。一つ前の「魔進戦隊キラメイジャー」(2020年)の終わりのシーンを見て、当たり前ですが、いずれ「ゼンカイジャー」も終わるんだということを実感して、悲しくなってしまったんです。だからこそ、後悔がひとつも残らないように、毎日家に帰ったらぶっ倒れるぐらい“全力全開”でやっています。どうぞ応援をよろしくお願いします!