映像を通して見えてくるものを、客観的かつ冷静な語りから、時にあふれ出てくる感情を抑えられず感情のままに伝える語りまで、さまざまな形の語りを放送してきた。
今回の「放送1000回SP」の語りをつとめるのは、番組最多となる34回の語りを担当した宮崎あおいに決まった。18歳で初めて「ザ・ノンフィクション」の語りを担当して以来17年、宮崎にとって35回目の語りを担当することとなる。
阪神・淡路大震災にオウム真理教…。日本が激震する年にスタートした番組は、時代とともにテレビからドキュメンタリー番組が姿を消して行く中で、数少ない長尺のドキュメンタリー枠として、歴史を紡いできました。
今では“日曜の午後はザ・ノンフィクション”と世間で言われるまでに、その存在感を確立していると感じています。26年にわたり、「ザ・ノンフィクション」は何を見つめ、何を描いてきたのか…。1000回という節目にあたり、その軌跡に目を向けることで、ドキュメンタリー番組の現在と未来を考えていきたいと思います。
※宮崎あおいの「崎」は正しくは「立つさき」
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