松本まりか、“怪演”といわれることについて「どんなふうに形容されてもいつも私はうれしいな、ありがたいなと」
――松本さんが演じるいづみの魅力を教えてください。
いづみはすごい悩んだりしていて、この年代のあるあるを体現したような女性です。とても素直で、ハルコさんのことを最初はけげんに思いつつも、ちゃんと影響されて吸収していく素直さがあるので、いくつになっても人は変われるし、女性も変われるし、素直である人の違う世界に飛び込んでいける勇気も持っていますし、そういうことってすごく大事なんだなと思いました。
――“怪演”といわれることについてどう思われていますか?
怪演しているつもりはないです(笑)。面白がっていただけているのであればそれはすごくうれしいですし、どんなふうに形容されてもいつも私はうれしいな、ありがたいなと感じております。
――今作では“怪演”を封印と言われておりましたね?
そうですね。怪演という意味では別にこれまでもしているつもりはないのですが、ただ全く違うのは完璧な受け身になったことですね。物語をかき乱すような役とか、こちらからアクションを起こすような役ではなく、受け取る側で。このドラマはハルコのせりふがグサグサ刺さるのですが、いづみの成長物語でもあるんですよね。
ハルコと出会ってどう成長していくのかって、すごく地味な作業かもしれないのですが、連ドラを通して成長していける役どころが初めてなので、そこが今までとは圧倒的に違うところですね。
――この作品で気付いた自分の新たな一面があれば教えてください。
薄々気付いてはいましたが、私は3枚目だなと思いました。驚いた表情をしているときに随分ひょうきんな顔をしているな、と(笑)。こういう顔をするんだ、と初めて見る自分の表情にそう思いましたね。
――最後にメッセージをお願いします。
本当に面白いドラマになっておりますので、とにかく見てほしい、このドラマに出合ってほしいという思いでいっぱいです。よろしくお願いします!