<おちょやん>東野絢香、みつえ役で見せた存在感!戦死公報見て号泣「初めての感情でした」

2021/04/09 11:28 配信

ドラマ

福助を見送ったみつえ(東野絢香)「おちょやん」第83回より (C)NHK

杉咲花がヒロインを務める連続テレビ小説「おちょやん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は一週間の振り返り)。4月9日放送の第90回で、みつえ(東野絢香)の抱える喪失感が際立った第18週「うちの原点だす」(第86~90回/4月5日~9日)が完結した。(以下、ネタバレがあります)

「あの日の撮影は本当にみつえの気持ちで」


戦時中を描いた第18週でもっとも悲しみの感情を背負った登場人物は、みつえだろう。大阪を襲った大空襲で義父母の菊(いしのようこ)と福松(岡嶋秀昭)を亡くし、壮絶な覚悟で送り出した夫・福助(井上拓哉)の戦死を伝える公報を受け取った。

その間、みつえ役・東野は何度も涙を流し、視聴者の感情を揺さぶった。

金属供出を求められるシーンでは包丁を手に「うちにも意地がある。この包丁で、うちを刺し殺してからにしてもらいましょか」と命がけで福助のトランペットを守り、菊たちの遺体と対面するシーンでは「お義父さんとお義母さんを守ってあげられへんかった…堪忍な、福助…」と声をあげて泣いた。

そして、終戦の直前に受け取った福助戦死の知らせ。このシーンの撮影時について、みつえ役・東野は「おちょやん」公式サイトのインタビューで「リハーサルのときにその(戦死公報の)紙を見ただけで声が漏れるくらい泣いちゃったんです」「私自身がカメラテストもドライもリハーサルも全部泣いちゃって。あの日の撮影は本当にみつえの気持ちで、一番好きな、大好きな人が死んだっていうことを受け止めきれなくて、気持ち的に不安定な状態でした。あれは初めての感情でした」と打ち明けている。

演じる東野がみつえと同化しているから、みつえが苦しみ涙を流すシーンの感情は本物で、それを見ている視聴者にもその痛みがリアルに伝わってくる。みつえが悲劇に見舞われ苦しむ姿が描かれるたびに、視聴者からは「みつえちゃんの涙にもらい泣き…」「つらすぎる…」といった共感の声が上がり、「どんなに都合のいい展開でもいい。福助帰ってきて!」という祈りのような声も聞かれた。

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