SKE48・高柳明音、1年1カ月待ち望んだ卒業コンサートが開催「12年やって、ちゃんと一人前のアイドルになれたかなって思います」

2021/04/11 06:30 配信

アイドル

「SKE48アリーナコンサート in 日本ガイシホール 私の兆し、皆の兆し ~あかねまちゅりだ!~」より(C)2021 Zest,Inc.

高柳から後輩への粋な演出も


MCの後は、高柳が“期”や“くくり”ごとにメンバーと楽曲を披露。2019年に上演したSKE48版「ハムレット」で仲良くなった“ポロ家”こと野島樺乃佐藤佳穂との「夜風の仕業」や、MVで歌いだしを共に担当した大場美奈須田亜香里との「2人だけのパレード」などを歌唱した。

その中で、6期生とドラフト1期生と歌った「光と影の日々」では、ステージ上部のモニターにペンライトをピンクにする指示が出て、客席がピンク一色に。これは高柳が卒業した後、5月末にグループから卒業する後輩・竹内彩姫のメンバーカラーで、高柳から竹内へのサプライズ演出が行われた。

また、高柳がオリジナルメンバーの3人ユニット曲「クロス」は、SKE48ファンの間ではもはや“鉄板”となっている北野瑠華日高優月との組み合わせでパフォーマンス。さらに、4月11日(日)に卒業コンサートを行う松井珠理奈が登場すると、二人でWセンターを務めた「コスモスの記憶」を他のメンバーたちと共に歌った。

「ハロウィン・ナイト」(2015年)や「抱きしめちゃいけない」(2011年)など、高柳がAKB48の「選抜総選挙」にランクインして“選抜メンバー”や“アンダーガールズ”に入った楽曲も披露されると、その後にはSKE48の1stアルバム『この日のチャイムを忘れない』にチームKIIバージョンとして収録され、ファンの間では“ちゅりロテ”と呼ばれているAKB48の「ヘビーローテーション」をパフォーマンス。高柳と共にステージに上がったメンバーは、高柳がこれまでSKE48のシングルで着用した衣装を着て、パフォーマンスを盛り上げた。

そして、コンサートも終わりに近づき、本編最後の披露されたのは「ラムネの飲み方」。青いペンライトの光に包まれながら全員で歌唱すると、高柳は間奏で「私が12年で歌ってきた大切な楽曲たちが、これからも皆さんのつらいときとかの支えになったらうれしいなって思います」と思いを語り、感極まった高柳はここで涙を見せた。

アンコールでは卒業生・松井玲奈が登場


アンコールでは、和風ドレスを着て登場した高柳が自身の卒業ソング「青春の宝石」を歌い上げると、ここでプライベートでも親交のある卒業生・松井玲奈がステージ上に現れ、二人で「バイクとサイドカー」を歌唱。

急きょ出演が決まったという玲奈に、高柳が「玲奈さんがいてくれたからここまで頑張れたし、感謝をたくさんしていて、どうしても一緒に歌いたかったので歌わせていただきました。ありがとうございました」と感謝を述べると、玲奈は「ちゅり(=高柳)推しの皆さん、高柳明音の人生はまだまだ続きます。こんなにお祭り騒ぎしている人間いないと思うんですよ。なので、今後もぜひ高柳明音をよろしくお願いします」と、まるで親のようにファンに呼び掛ける形で、卒業する高柳にエールを送った。