市川猿之助がキリン「本麒麟」の新CMに登場 うまくなったことは?の質問には“世渡り”と回答
市川猿之助インタビュー
――江口さん、杏さんとの共演はいかがでしたか?
このセットは、僕はテレビで拝見してましたから、これいいですね、すてきな赤で。クラシックでとてもいいと思います。それこそ江口さんは僕のドラマの中のすてきな俳優さんで、いつも拝見してたので。杏さんも同じく、その方々とお仕事ができるので夢のようです。
――「本麒麟」を飲んだ感想は?
今回この生まれ変わった「本麒麟」を初めて飲ませていただきましたけれども、お酒だけでも楽しめるし、お料理のおともとしても楽しめるし、役者で言えば主役もできて脇役もできる、マルチプレイ、万能選手です。詳しくないんでね、お酒を選ぶときには、味はもちろんですけど、この商品名などもそうなんですけど、その信頼関係。
キリンさんといえば僕の小っちゃい頃から、お料理屋さんに行ってもキリンのビール瓶が出てきて、小っちゃい頃から見てるんでね。ここは間違いないだろうっていう、スッとそこへ手がいきますね。いろんなものを飲み比べていますけど、やっぱりおいしいですよ。安心感があるから。おいしさとともにね、僕が何を求めるかというと安心感ね。ここなら裏切らないだろうという。
歌舞伎というのも伝統があるので、歌舞伎を見れば絶対的な感動を味わえるだろうと信頼があるじゃないですか。それはもう伝統で築き上げてきたもので。長い時間をかけないといけないから、(「本麒麟」の味への信頼にとって)それは大変な強みだと思います。もう間違いないです。
――お召し上がりください。
いいですか? いただきます。(飲んで)誠に結構な味ですよ。重厚感? 厚みが増すっていう。芸でも厚みが増すって言うんですよ。とても重みが出るというか、そう言う感じで重厚感あふれるというかね、「みずみずしいエネルギーに満ちあふれるような」っていう言葉があるけれど、飲んだ後のみずみずしさ。そういうものが相まって、ぜひ飲んでいただきたいです。重厚感、これを今回僕は感じましたね。
これもうはける(=持っていく)? 飲んじゃうよ? 置いておくと。(飲んで)イカの塩辛が欲しいね。
――リニューアルにかけて「先代を超える」ということについて、猿之助さんなりの意味をお聞かせください。
そうですね、今まであるものを超えるということは、今までのものがなければ超えられないので、やはりそれは先行するもの、先代というのは偉大ですよね。それがなければもちろん超えるという作業はできないわけですから、並大抵の力じゃ乗り越えられないかもしれないけど、その分、壁が高いだけ乗り越えたときの感動もやっぱりひとしおだと思うんですね。恐れずに乗り越えるということは必要な挑戦だと思います。全てにおいて。
――今年新しく極めたいことは?
極めたい? いやもうそれは、日々自分の舞台、役者としての道を極めたい。それはキリンさんも多分同じことだと思います。伝統がある。次へつなげていくためには終わりはないですから、常に、日々、どこでもいい、どんな細かいところでもいいから進化させよう。より良くね、ということを常に考えてこれはもう終わりはないんじゃないかな。だから改めてと言うよりは、常々思っているということでしょうね。日々自分に与えられた舞台を進化させるということですね。
4月16日(金)より随時全国で放映予定
本麒麟「市川猿之助さん」篇(30秒)
本麒麟「市川猿之助さん」篇(15秒)
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