北川景子、永山瑛太の快演(怪演?)に「笑い過ぎて腹筋痛いんです」<「リコカツ」インタビュー>
新婚夫婦が早々に離婚の危機を迎えるラブストーリー「リコカツ」(4月16日(金)スタート、毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)で離婚寸前!?の夫婦を演じる北川景子と永山瑛太。
北川「個人的なことで言うと連続ドラマは(出産を経て)2年ぶりだったのですごく緊張していたんですが、体調含め、皆さんにいろいろ手厚く配慮していただいて安心して臨めています。
私にとって瑛太さんは元々憧れの俳優さんで、今回は100%役を作り込んでいらして、コメディーっぽいシーンはとことん笑わせていただいて…毎日撮影が楽しいです」
永山「北川さんがしっかりとお芝居で受けてくださるので思い切って演じています。お芝居だけでなく、人柄も素晴らしい。ご家庭を持たれてすごく幸せな時期に、離婚の話です(笑)。でも世の中こういう時代ですし、お互い笑える楽しい作品にしたい、いいものにしたいねって話しています」
北川が演じる咲は、長年の恋人にフラれ結婚を焦っていたとき、自衛官の紘一(永山)と運命的な出会いを果たし、交際ゼロ日で結婚。だがその後すぐに、生活習慣や価値観に決定的なズレを感じ、離婚を考える。
北川「結婚式の場面からして、私の現代的な家族と、代々自衛官という紘一さんの厳しい家族と、色がハッキリ分かれていて、この2人、結婚したらそりゃぁ価値観違うでしょうねって感じでしたね(笑)。
でも、私から見たら紘一さんは『お国のため、人のため』っていう立派な人で、尊敬できるしすごくイイ!と思っています。だから正直、演じながら『咲は何で離婚しようと思ってるのかな?』って全然分からなくて(笑)」
永山「…何て返していいか分からない(笑)。でも毎日横にいたら、多分離婚したくなると思うよ。紘一は時代が一昔前でちょっと止まっていて、ヤバいヤツですよ。北川さんのファンが見たら『絶対こんな人と結婚しない方がいい!』って言いますよ」
その“ヤバさ”を体現する永山の独特な間や動きに、現場ではスタッフ・キャストから笑いが絶えない。
永山「女性とお付き合いした経験がない堅物の自衛官って、台本を読んだ瞬間に『こう演じる』っていうのが見えたんですよね」
北川「体作りからなさっていてもう、すごいんですよね。椅子に座っているときの姿勢とか、歩き方とか、身のこなしがもう、本物の自衛官の方みたい。
で、本番で突然歩行困難になったり、室内なのに転んだりとか、そこまでやるか!?ってくらい…笑いをこらえるのに必死なんです。いや、笑い過ぎて腹筋痛いんです。あれ、わざとですよね? 私が笑ってNG出すのとか、期待してます?」
永山「いやぁ、どう動けば北川さんがどういう感情になってもらえるのか、北川さんが噴き出しちゃうギリギリのところまでパンチを出し続けたいっていうのはありますね。『何!? コイツ、本番でやってきた!』みたいな顔が見たいんです。その反応はその瞬間にしか出ないものだから」
北川「何が飛び出すか分からないから『ここはすんなりいくだろう』っていうシーンも全部、私は笑わないように!ってしっかり構えてますよ」
永山「もはや何もしないと『あ、ここは何もしないんだ…』みたいな空気になるんですよね(笑)」
取材・文=magbug