僕が演じる雨野は、とにかく熱血で真っすぐで、病院に何日も泊まり込むぐらい頑張っている研修医です。よろしくお願いします。
――医療用語や医療シーンなど演じてみていかがでしたか?
原作も実際に現場に立たれている中山祐次郎先生が書かれたので、医療シーンがリアルなんです。僕は研修医役で、不慣れで医療用語もうまく言えない、手順もうまくいかない感じの役なので。できる医師役の木南さんの方が大変だと思います。僕は常に、そんな佐藤先生からキレられている役なので(笑)。
もちろん練習や勉強はしたんですけど難しいですね。「この患者さんはこういう治療をします」という、プレゼンのようなことをするカンファレンスがあるんですが、そのせりふがめちゃくちゃ難しかった上に、みんなが見ているので大変でした。
――新人時代に「泣きたくなったエピソード」があれば教えてください。
高校1年生で愛媛から上京した頃、東京の駅が難しくて、乗り換えが分からず新宿駅から出られなくなったことがあるんです。その時は、電車にまともに乗れない自分に泣きたくなりました。さすがに今は乗れるんですけど、新宿駅と渋谷駅の構造はいまいち理解できていないですね。
あと、EXILEとしてのデビューとなる2014年のEXILEの新メンバーを決めるオーディションに合格した瞬間は、泣いていましたね。
――慣れない生活でストレスがたまったときのために、ストレス発散法や気分転換の方法があれば教えてください。
僕の気分転換はカセットテープで音楽を聴くことです。ラジカセも家に何台かありますし、カセットテープを集めるのが趣味なので、買いだめして一気に聴く時が一番リラックスできます。昔の曲も聴きますし、最近の曲も以外とカセットテープで売っているんですよ! カセットテープで聴くと温もりがあるので、スマホで聴いてる曲でカセットテープがないものは、テレビなどを消した静かな状態で再生して、テープに録音するんです。そういう時に限って、犬が「ワンッ!」って鳴いたりするので、「シーッ」って合図しながら録音します(笑)。
――新年度がスタートしたばかりですが、何か新しく挑戦したいことはありますか?
ずっと「免許が取りたい」と言っているんですが、なかなか行動に移さない自分がいますね。漢検12級しかもってないんです(笑)。運転してみたいし、お芝居でも必要なシーンが結構あるので、免許を取りたいですね。もし免許が取れたら、僕も周平くんのように海に行って何もかも忘れたいです(笑)。
――見ている人へメッセージをお願いします。
4月を迎えて新しい環境に身を置く方も多いと思います。この作品は、僕たち同期4人も研修医になって、目の前の壁にぶつかったり、葛藤したりと、共感していただける内容になっていると思います。また、こういう状況なので医療従事者の皆さんにもこの作品が届くといいな、と僕自身も感じています。「泣くな研修医」、たくさんの方に見ていただけたらうれしいです。よろしくお願いします。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)