4月21日(水)放送の「特捜9 season4」(夜9:00-9:54、テレビ朝日系)第3話は、「警視庁捜査一課9係」から続くシリーズ15年の歴史で“初”となる、超異色展開。ミステリードラマでありながら、特捜班に出動要請がかからない、つまり“事件の起きない1日”を描いたストーリーとなっている。
第1話で個人視聴率7.3%(世帯13.2%)を獲得、続く第2話も個人視聴率7.4%(世帯13.7%)を記録する同ドラマ(※ビデオリサーチ調べ、関東地区)。
第3話では、「警視庁捜査一課9係」から「特捜9」まで、その歴史を1時間に凝縮。古くからのファンには懐かしく、新しいファンにとってはメンバーの人間関係を再確認できる回になっている。
ポケットの中から見つかったイヤリング 謎を解くヒントは15年間の記憶の中に
第3話でスポットが当たるのは、出世欲旺盛な自信家・村瀬健吾(津田寛治)。古いスーツのポケットから、ブドウの形をした片方だけのイヤリングを見つけた村瀬は、それが誰のもので、なぜ自分が所持しているのかまったく見当がつかず困惑する。
もしや事件の遺留品なのでは…と焦った村瀬は過去の捜査の記憶を思い返していくが、それは同時に特捜班メンバーとの出会いや衝突、“絆”を振り返っていくことにつながる。
新人時代から見守ってきた浅輪直樹(井ノ原快彦)の成長を村瀬がどう感じていたのか、そして“犬猿の仲”である青柳靖(吹越満)や、矢沢英明(田口浩正)、新藤亮(山田裕貴)ら特捜班メンバーの存在をどう見つめてきたのか、村瀬の視点から特捜班の歩みを振り返っていく。
さらに、村瀬が長年コンビを組んできた小宮山志保(羽田美智子)への秘めた思いにも触れる。
また、このところようやく心を開いてくれた現班長・国木田誠二(中村梅雀)や、信頼を寄せていた前班長・宗方朔太郎(寺尾聰)のことも村瀬の胸に去来。さらには、故・渡瀬恒彦さんが演じた9係の係長・加納倫太郎についても思いもめぐらせ、「特捜9」だけでなく、「警視庁捜査一課9係」(2006年~2017年)の映像もふんだんに織り込みながら、村瀬の回想が展開していく。