仕事のために原作のある作品を買うことはよくある。でも「コタローは1人暮らし」は、仕事のためではなく気付いたら原作を自分のためだけに買い、仕事ということを忘れて完全に一視聴者としてドラマのスタートをただ待った。(津村先生、コタローを生み出してくれてありがとうございますー!)。
ちょっと気持ちが悪いくらい「今から楽しみです!」といってしまった私に、優しい笑顔を浮かべた広報さんから有難いことに試写室の話をいただいたので全力レビューを始めることにする。
売れない漫画家の狩野は、初デートを忘れて彼女から平手打ちされる。予告動画でも、本編でも奇麗なフルスイングを決める狩野の彼女に、思わず「おぉ~」と声が出たし、「何事も最初が肝心である」というコタローのせりふが「その通り」過ぎて笑ってしまった。
第1話を見て、狩野は「ここから先は聞いては駄目」という線引きがうまい人なんだと思った。最初は「何で一人なんだ?」とコタローの存在に戸惑っていたが、「こういう人もいるんだろな~」と受け入れていたように感じた。深く追及もしない、空気の読める男…、こういう人に私はなりたい。
また、コタローが心配で一緒に銭湯に向かったり、全力で後ろを追い掛けたりと、いいやつすぎて正直友達にほしい。そういう部分を知り、近所にいそうでいない身近なイケメン・狩野へ、リア恋が目覚めそうになったのはまた別の話である。
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