4月24日(土)放送の「人生の楽園」(毎週土曜夜6:00-6:30、テレビ朝日系)は、「地域の女性が輝ける場所を作りたい」と、ランチと趣味を楽しめるカフェ&ギャラリーを開いた63歳の小野里夢美さんと、それをサポートする73歳の人形作家・樋浦隆子さん、56歳の農家の田村かつ子さんが主人公。そんな女性3人の日常と、彼女たちの元に集まる地域に暮らす人々との交流を紹介する。
舞台は群馬・みなかみ町
みなかみ町出身の小野里さんは、調理師学校を卒業して飲食店などで働き、34歳のときに同じみなかみ町出身の夫と結婚。その後は娘が生まれ、趣味のトールペイントも始めた。
59歳のときに足を骨折して約3カ月間入院し、これからの人生について考えるようになった。そして、調理の経験と趣味のトールペイントを生かして、女性が輝けるカフェを作ろうという思いに至ったという。
すると、小野里さんの思いに人形作家の樋浦さんと、農家の田村さんも賛同。そうして2018年8月、小野里さんは空き家を購入して、「カフェ&ギャラリー夢や」をオープンした。
店の営業は土曜と日曜の週2日のみ。自慢は小野里さんが手作りした総菜が膳に乗りきらないほど、品数の多いランチ。地産地消で体に優しい田舎の家庭料理が並ぶ。
そんな小野里さんのランチになくてはならないのが、農家の田村さんが自家製米で手作りするこうじ。しょうゆと合わせて1週間寝かせたしょうゆこうじや、塩こうじ、甘こうじなど、各種のこうじ調味料が小野里さんの味の決め手になっている。
また、田村さんは、手が空いているときには調理場も手伝う。そして店の奥はギャラリーになっており、小野里さんのトールペイントの他、人形作家の樋浦さんが古ぎれで手作りした人形や、石に動物などの絵を描いた石画など、地域の手作り作家たちの作品も並ぶ。さらに店内のスペースは地域の手作り作家たちにも開放され、さまざまなワークショップも開かれている。