吉永小百合が語った親友・樹木希林との“最後のランチ”
5月14日放送の「A-Studio+」(TBS系)に吉永小百合がゲスト出演し、2018年に亡くなった親友・樹木希林との仲を語る場面があった。
二人は映画での共演を機に知り合い、長きにわたって家族ぐるみで交流を深めてきた間柄。生前の樹木は食事代などを人に出してもらうのが好きではなかったというが、吉永にだけはおごってもらうのが常だったという。
吉永はこの話にうなずきつつ、「でも、最後におごってもらったんですよ。ランチだったんですけどね」と打ち明けた。樹木に誘われて吉永がランチに出向くと、その席で樹木は「実は私の体は今こうなってる」と自身の病状を告白したそう。
吉永は「どうにもならないぐらい辛かったんですけど、『送っていくわ』って家まで送ってくださって…それからお会いしてない」と、その時の様子を静かに語った。
以前から「二人でちゃんとしたものやろうよ」という話も持ち上がっていたそうだが、「だけど、それができないっていうことを希林さんは言いたかったと思うんだけど」と樹木の思いをくみ取って話しつつ、吉永は「いやぁ、ちょっともう、あの日のことは忘れられない」と、亡き親友との最後のランチを振り返っていた。
放送終了後のネット上には「きっと希林さんは吉永さんに自分の口から伝えたかったんだね」「吉永さんの『それからお会いしてない』っていう言葉、次に会える時を待ってる感じがしてグッときた」などの声が上がっていた。
次回の「A-Studio+」は5月21日(金)放送予定。尾野真千子がゲスト出演する。