いよいよ3月14日(火)に最終回を迎える草なぎ剛主演ドラマ「嘘の戦争」。3月7日放送の第9話では、草なぎ演じる浩一が心を許す数少ない人物の一人・三瓶(大杉漣)への復讐を仕掛けるも、最終的に思いとどまり、視聴者の涙を誘った。この場面を演じる際の気持ちを「本当に複雑に絡み合っている気持ちが起きてお芝居ができるな、とは思うけど、正直ツラいですよ。身近な親代わりの人に復讐する気持ちって、心にいろんなテンション、圧力がかかってくると思う。復讐のパターンは毎回違うんだけど、第9話は精神論なので、またこれも演技をするうえで一つの挑戦だなと思っている回。漣さんは、一番共演が多い方でもあるので、ぶつかっていきたいなと思ってます」と草なぎは語っていた。
そして、いよいよ物語は最終話へ。浩一は警察だけではなく、六車(神保悟志)にも追われていく。そんな中、証拠を消した犯人がカズキ(菊池風磨)だと推測した浩一は、居場所を突き止め問いただす。四面楚歌の浩一の復讐の行方が気になるが、その終盤に関して草なぎは「ラストシーンは決まってるんです。でも、その前が本当の最後だと僕は思っていて。いろんなパターンがあると思うんだけど、僕としては今回ハッキリ決着つけてもいいのかなと。復讐を果たせなかったでもいいし、果たせたでもいい。そこは(脚本の)後藤(法子)さんが考えてくれれば。こんなに素晴らしい本を書いてくれて、僕もこんなにカッコいい役をいただいて、楽しいしすごい夢を見させてもらってるのでね。後藤さんが書いてくれる浩一だったらどうにでも僕はできる。まあ僕はハッピーエンドが好きなんでね。復讐劇だけど、最後ちょっと心温まるような話だと、なおいいなとは思うかな。すごいハッピーエンドじゃなくていい。少しポッと温かい気持ちが続くような、そんなドラマになったらいいな」とコメント。さらに「真っすぐにやってきているのはうそじゃないし、うそをつくときも真っすぐにうそをついてきた。それこそみんな楽しんで自分の役を演じてきたので。やっぱりさ、それがいいよね。緊張感あるし、何かの縁で自分のところに舞い込んできた役なわけで、今このときにしかできないことだと思う。最後までフルスロットルで走り抜けたいと思います」と今作についての思いも語った。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)