三部けいの大人気コミック「僕だけがいない街」が、若手注目俳優・古川雄輝主演でNetflixオリジナルドラマとして制作、全世界配信されることが決定した。
原作コミックは、「ヤングエース」(KADOKAWA)にて2012年7月号から2016年12月号まで連載され、「マンガ大賞」「このマンガがすごい!(オトコ編)」(宝島社)共に2014年から3年連続ランクイン、そして累計部数429万部を突破するほどの人気を誇る。
この人気はコミックだけにとどまらず、2016年にテレビアニメ化。さらに藤原竜也&有村架純の共演で実写映画化され、今回が3度目の映像化となる。
主人公・藤沼悟は時が巻き戻る“リバイバル”という現象により、母親を殺害した犯人を突き止めるために18年前までさかのぼる。
自身が小学5年の時に起きた連続児童殺人事件に母親が殺された原因があると確信した悟は、事件の謎を追っていくというサスペンスストーリー。
原作では、続きが気になる極上のサスペンスとして評価されたが、今回は原作完結後初の映像化ということもあり、新たな解釈の試みに期待が高まる。
3度目の映像化を決断したNetflixの坂本和隆氏は「原作の持つ、素晴らしいストーリーは国境を超えると思います。今回の脚本を読み、さらに強く確信しました。原作が完結して初の映像化を実現できることにとても喜びを感じています」とコメント。
また、制作を担当するカンテレの池田篤史プロデューサーは「原作ファンの一人としてオリジナルの魅力である伏線の妙を大切に、軸のぶれないストーリーラインをしっかりと伝えていきたい。
そして、原作完結後だからこそできる今回のドラマならではの解釈を盛り込んでいるので、その仕掛けに気付いてほしいなと思います」と、3度目の映像化に対する意気込みを語った。
主演を務める古川は、イケメンで帰国子女というルックス&経歴共に“ハイスペック”な俳優として、日本のみならずアジアで絶大な人気を誇る。
昨年は映画「ライチ☆光クラブ」でカリスマ的な独裁者を演じ、現在放送中の連続テレビ小説「べっぴんさん」(NHK総合ほか)では、実年齢より一回り以上も若い役を演じるなど、幅広い役柄に挑戦してきた。
キャスティングの理由として、池田Pは「主人公・悟は、リバイバル現象を通じて、無気力な自分から精力的な自分へと脱皮する。その変化を演じ分けることができるのは古川さんだけだと思いキャスティングしました」と古川の演技力を称賛。
加えて「Netflixで世界190カ国に配信するということで、古川さんは自分の言葉で世界に向けて発信できる説得力を持っているので、日本にとどまらず世界で活躍していくような俳優だと思います」と期待を込めた。
3度目の映像化として、どのような主人公の姿が見られるのか、古川の演技にも注目が集まる。その他、優希美青、白洲迅、 内川蓮生、柿原りんか、江口のりこ、眞島秀和、戸次重幸、黒谷友香という、高い演技力を持つ実力派キャストが脇を固める。
また、本作は原作と同じ舞台の北海道・苫小牧でクランクイン。2017年冬、Netflixオリジナルドラマとして世界190カ国で配信される。
主演の古川は「世界中に発信されるということで、日本だけでなく、世界中の方々に見ていただけることをうれしく思います。役柄は自分と同じ29歳。口数が少なく無気力だった悟が、リバイバルを繰り返すことによって憧れていた『ヒーロー』、気力に満ちた自分に成長していく姿を見せられるように頑張ります。
久しぶりの主演ドラマなので楽しみながら、原作ファンにも、新しく『僕街』に触れる方々にも満足していただける悟を演じたいと思います」と意気込みを語った。
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