“朝ドラ”こと連続テレビ小説「おかえりモネ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)が5月17日からはじまった。宮城県気仙沼の海の町で育ち、山の町で就職した主人公・モネこと百音(ももね/清原果耶)が気象予報士を目指す物語。主演の清原果耶は朝ドラ「あさが来た」(2015年度後期)が俳優デビューで、まさにヒロインとなって「おかえり清原果耶」という出世魚のよう。そんな清原果耶の魅力を、フリーライターでドラマ・映画などエンタメ作品に関する記事を多数執筆する木俣冬が解説する。(以下、一部ネタバレが含まれます)
「おかえりモネ」は朝ドラには珍しく、主人公の幼少時代が描かれず、第1話から本役の清原果耶からはじまった。それもナットク。なぜなら清原果耶は朝ドラの申し子と言って過言ではないからである。
なんといっても俳優デビューが2015年放送の朝ドラ「あさが来た」。主人公あさ(波瑠)付きの女中ふゆ役を演じた清原はその時、中学生。本格的な演技がはじめてにもかかわらず堂々たる演技に注目が集まり、いつかはヒロインと期待されていた。
それから4年、2019年の「なつぞら」ではヒロインのなつ(広瀬すず)の妹・千遥役で出演。その時も未だ十代ながら子を持つ母の役で、生活の苦労もにじませる成熟を見せた。
2015年、2019年とじょじょにヒロインの背中に近づいてきて、「おかえりモネ」第1話で、ヒロインとして自転車で登米の町を駆ける姿に「おかえり果耶」と目を細めた。
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