
今ごろ僕は2年前、京都で上演した「家族のはなしPART1」(KAAT神奈川芸術劇場ホール)の再演中、のはず。“はず”と言ったのはコロナ禍で正直、明日はどうなっているのか分からないから。自分にできることをその日その日やっている感じだと思います。
今思うと2年前の公演時は、本当に幸せな時期だったね。コロナもまだないときだったから、京都駅にはたくさんの人がいて、朝、起きたらデパ地下でお総菜買って、芝居がはねたらみんなで食事に出掛けたりもした。稽古していると、あのときの思い出が僕を包み込んで、頑張ろうって気持ちになる。僕は…こういう時期だから不謹慎に聞こえるかもしれないけど、お客さんの前に立つというのが、めちゃくちゃ楽しみでうれしいんです。舞台は同じKAATの「アルトゥロ・ウイの興隆」('20年1~2月)以来。先月(香取)慎吾の明治座公演に1日だけ出て、久しぶりに上までお客さんが入っている客席を見て、この感覚、生のライブだ!と感動したんです。だから早く板の上に立ちたい。
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