明石家さんまと大竹しのぶが、5月26日に都内で行われた劇場アニメ映画「漁港の肉子ちゃん」の完成報告会に出席。Cocomi、花江夏樹、渡辺歩監督と共に、撮影エピソードなどを語った。
同作は、漁港に住む見た目も性格も正反対の“訳あり”母娘、肉子とキクコのハートフルな物語。企画・プロデュースを担当するさんまが西加奈子の同名小説にほれ込み、自らオファーして5年越しに完成させた。
登壇すると、さんまは「久しぶりの記者会見のような席で、隣に大竹さんがいらっしゃるので…、再婚した方がいいですかね? 2年前から同じマンションでした。“しーちゃん”って呼んでます。こっちは“さんちゃん”です」とあいさつし、会場を和ませた。
そして、姿勢を正して「5年越しの映画が完成しました。自分の口で言うのもおかしいんですけど、たぶん100点を頂いてもいいんじゃないかと思える作品になりました」とプロデューサー視点から、“自信作”だと堂々とアピール。
主人公・肉子の声を演じた大竹も「本当にいい映画です。『何で私なんだろう?』って最初は思ったんですけど、原作を読んですごくすてきだったし、出来上がった映画も良くて、『あ、こんないい映画を作る人だったんだ!』ってビックリしました」と作品、そしてプロデューサーのさんまを絶賛し、「こういう時期ですけど、とにかく映画館が開いて、安心な状況で映画を見ていただけることを強く強く希望しております」と力強く話した。
大竹が「本当に画が美しくて、ストーリーとかちょっとした会話とかで心が温かくなるので、これは絶対に家族で楽しめる作品だなと思いました」と完成した作品を見た感想を伝えると、隣でさんまは大笑い。
大竹が「何で笑うの?」と聞くと、さんまは「俺の前で“家族”という言葉を…」と返答。「ごめんごめん、家族いないもんね(笑)」「前は(家族が)あったんやけど」とテンポのいいやりとりを披露し、最後は大竹が「本当に、家族のある方もない方も楽しめる映画だなって思います」とまとめた。
6月11日(金)全国ロードショー
企画・プロデュース:明石家さんま
原作:西加奈子「漁港の肉子ちゃん」
監督:渡辺歩
キャラクターデザイン・総作画監督:小西賢一
脚本: 大島里美
アニメーション制作:STUDIO4℃
配給:アスミック・エース
製作:吉本興業株式会社
(C)2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会
【公式サイト】29kochanmovie.com