<おかえりモネ>高まる緊迫感…西島秀俊“朝岡”、坂口健太郎“菅波”が伝えた自然災害の恐ろしさ

2021/05/27 11:51 配信

ドラマ レビュー

「おかえりモネ」第9回より(C)NHK

プロフェッショナルの厳しさを見せた朝岡と菅波に、視聴者からは「2人とも状況判断が的確過ぎてすごい」「カッコいい!」「朝岡さんは安定のカッコよさ、菅波先生もさすが!」といった声が上がり、演じる西島と坂口にも「お2人とも刑事ドラマやミステリー系にも出てるからこういうシーンはハマるね!」と賞賛の声が上がる。

2人のプロが見せた緊迫感


気象をテーマにした「おかえりモネ」が2週目にして、自然の厳しさを容赦のない視点で描いてみせた。この展開を見た後では、サブタイトルの「いのちを守る仕事です」もいっそうの重みをもって迫ってくる。「ハラハラした!」の声のほか、「気象予報士ってすごい」「この経験から、モネは気象予報士を目指すのかな」と、ドラマの大きな要素である“気象予報士”への関心も高まったようだ。

自然は時に、恐ろしい牙をむく。百音はつい先日森林組合に正式採用されたばかりで、自然災害やその対応への知識はまだまだ不十分。だからこそ、朝岡や菅波は口調でも危険を訴えたのだろう。2人の対応は緊迫感に満ちていて、目を逸らすことができない。この出来事は、今後の百音の人生にも影響を与えていくことになりそうだ。

一方、ストーリーはいまだ百音と圭輔だけが小屋に取り残されたままという緊迫した状況。5月28日(金)は第10回を放送する。百音が必死で声を掛けるが、低体温症が疑われる圭輔の意識はまだ戻らない。菅波から眠ってしまうと危険だと伝えられた百音が何とか圭輔を目覚めさせようと考えをめぐらす様子が描かれる。(文=ザテレビジョンドラマ部)