清原果耶がヒロインを務める連続テレビ小説「おかえりモネ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。6月9日放送の第18回では、百音(清原)の妹・“みーちゃん”こと未知(蒔田彩珠)が家族と衝突するシーンが描かれた。一人の高校生が現実を受け入れる過程に、感動の声が上がった。(以下、ネタバレがあります)
「バカにしないでよ!」と激昂も…
「おかえりモネ」は、宮城・気仙沼に生まれ育ち、登米で青春を送るヒロインの“モネ”こと百音(ももね)が、気象予報の仕事を通じて人々に幸せな未来を届けていく物語。脚本は、「透明なゆりかご」(2018年、NHK総合)でも清原とタッグを組んだ安達奈緒子が担当する。
第4週「みーちゃんとカキ」(6月7日[月]~11日[金])では、未知が種ガキづくりの自由研究に打ち込むエピソードが描かれている。
気仙沼のカキ養殖業の将来のため、地場採苗の研究に打ち込んできた未知。だが第18回では、未知の予想に反して天気が急変。研究を手伝ってくれていた祖父・龍己(藤竜也)が雨のなか船を出すことになり、ケガをしてしまった。
龍己に無理をさせた未知を叱る母・亜哉子(鈴木京香)。それをなだめるためか、龍己が口にした「たかが高校生の自由研究です」の一言が、皮肉にも未知を傷つけることに…。自分の研究が気仙沼のカキ養殖のためになると信じる未知は「高校生の自由研究とか、バカにしないでよ。本気で一緒にやってよ!」と龍己にかみついた。
そんな未知に、父・耕治(内野聖陽)が語って聞かせたのは、永浦家が向き合う現実。「流されたもん、全部戻すには借金もしなきゃなんない」「3年経って、ようやく返済のめども立ってきたとこで…申し訳ないけど、今未知の夢にまでは手が回らない」
思いがけない現実にショックを受けた未知。だが、空気を変えようと「はっと汁作るね!」と割って入った百音の気遣いにも助けられ、龍己と耕治に「ごめんなさい」と謝った。