続いては、事前に募集したファンからの質問に答えるコーナー。その前に「電話がつながってると聞いたので、本当かどうか確かめていいですか?」と司会者に確認し、共演者の一人・古田新太が電話で参加することに。
「なんか新鮮ですね、新太さんと電話で話すのは。新太さんがケータイを持ってないってことで、『でも、飲む時は電話くれよ』って家の電話番号を教えてくれたじゃないですか。マジでかける勇気ないっすよ(笑)。新太さんと電話できてうれしいです」と笑顔を見せた。
そして、質問に2人で答えることとなり、「山田裕貴くんとの面白エピソードは?」という質問に、古田は「すごいご飯を食べるイメージがあるんだよな。圭が主催の“お肉の会”があって、延々食ってなかった?」と話すと、田中は「あれは、みんなにごちそうしようと思ってケータイで予約する時に、フィレ肉が1600円とかで『すっごい安い!』って思って、頼みまくってたんです。そうしたら1万6000円だったんです。キャンセルできなかったので、みんなに『絶対食えよ!』って言ったんです」と、オーダーミスしたことを明かした。
また、田中は山田との思い出について「一緒にリフトに乗ってしゃべってる時に、プライベートの相談をしてくれるんですけど、それがメチャクチャかわいいんです。『圭さんって、女性と接する時、どういうところを見るんですか?』とか(笑)。『えぇ、分かんねぇ』って答えましたけど」と、撮影時のエピソードを語った。
「小坂菜緒ちゃんのかわいかったところを教えてください」という質問には、古田が「全部!」と即答。「『ヒノマルソウル』の現場は臭そうな男ばっかだったじゃん。スキー場の控室でも女の子一人だから寂しそうにしてたけど、メークさんとかにかわいがられてたし、いい子なんだろうなって」と撮影現場での印象を話す。
しかし、田中から「でも、しゃべってないでしょう?」と言われ、古田が「しゃべる機会がなかった。だって、(コーチ役だけど)本当のコーチじゃないから何も教えることもできないもん」と残念がると、田中は大笑い。
その他、会場の観客からも質問を受け付け、「撮影の中で一番大変だったことは?」と聞かれると、田中は「僕、撮影の3日目ぐらいにこの映画の規模を知ったんです。プロデューサーの方が以前からお世話になってる方で、撮影に入る1年ぐらい前に『来年一緒にやるよ』って言われてて、『やりましょう!』って答えてたんです。撮影に入る1カ月前くらいに初めて自分が主演って知って、スキージャンプのことを調べたりしたんです。
でも、言っても自分が主演だからそんな大きな映画じゃないだろうって思ってたんですよ。仲いい人たちと楽しい映画ができるのかな?って感じでいたんです。撮影現場に入って、スタッフさんの量と撮影にかける時間とか熱量で、『あれ? これ、規模デケェな』って。長野に入って1日目で流石に気付いたので、そこから3日間はプレッシャーで熱が出ました(笑)」と仰天エピソードを披露。
最後は、田中が「この作品は2度公開延期になってしまったので、6月18日(金)に本当に公開できるという現状にホッとしてます。ようやく皆さんにお話を知っていただけるのはうれしいし、こんなに長く僕たちの手を離れていかなかった作品はなかったので、ちょっと離すのも寂しうれしいみたいな気持ちがあります」と公開直前の心境を話す。
続けて「一つネックがあるんですけど、6月18日が岡田准一くんの『ファブル2』と重なってるんです。アクションでスカッとしたい時は『ファブル2』を見ていただいて、感動したいなとか、パワー欲しいなって時は『ヒノマルソウル』を見ていただいて、明日、私も頑張ろう!みたいな気持ちになってくれたらうれしいです」とアピールし、締めくくった。
映画「ヒノマルソウル〜舞台裏の英雄たち〜」は6月18日(金)より全国公開。
◆取材・文・撮影=田中隆信
6月18日(金)全国公開
<スタッフ>
監督:飯塚健
脚本:杉原憲明、鈴木謙一
企画プロデュース:平野隆
製作:「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」製作委員会
配給:東宝
<キャスト>
田中圭、土屋太鳳、山田裕貴、眞栄田郷敦、
小坂菜緒(日向坂46)、濱津隆之、古田新太
(C)2021映画「ヒノマルソウル」製作委員会
【HP】hinomaru-soul.jp