マーベル・スタジオのドラマシリーズ最新作「ロキ」が、毎週水曜昼4時よりディズニー公式動画配信サービスDisney+(ディズニープラス)で独占配信中。主役のロキを10年に渡り演じ続けているトム・ヒドルストンやソー役のクリス・ヘムズワースらから、ロキの魅力についてコメントが到着。ヴィラン(敵役)にも関わらず愛されているのは“ロキが打たれ弱く、人間らしさに溢れているから”だと語った。
同作で初めて主役を務めるロキはソーの義弟で、「マイティ・ソー」「アベンジャーズ」シリーズの計6作に登場。神の国アスガルドの王座を狙うためには家族や仲間ですら裏切り、時には地球征服のため人々を恐怖に陥れるなど悪行を働き、周囲を翻弄(ほんろう)してきた。
そんなロキについて、トムは「ロキはずる賢いのにも関わらず傷つきやすい。ロキの心はとても敏感で、時には感情が大きく揺れるということも事実なんだ」と語る。
実際にロキは、幼いころから兄の陰に隠れる存在として嫉妬心を抱えており、父親のオーディン、ソーとの血のつながりが無い事を知った際は深く傷つき嫉妬心が爆発。また、厳しくも優しく育ててくれた母の死を知った時には、自暴自棄になるなど打たれ弱さを垣間見せている。
そしてトムは、これまでの悪事について「ロキの悪さは、彼が傷つき、自分の居場所を探していることが動機となっているんだ」と、傷ついた自尊心を守るためなのだと説明。ソーを演じたクリスも「拗らせてしまっているけど、ロキにも善良な心があるはずだ。ロキは共感をもたらし、観客を葛藤させた。彼は悪役だけど、私たちは彼が好きなんだ」と話しており、複雑な事情を抱え葛藤するロキだからこそファンの共感を呼ぶのだと説明。
また、今回のドラマの脚本を手掛けたマイケル・ウォルドロンは、「ロキの魅力は、文字通り変幻自在というところにあると思う。彼は邪悪になれるし、また優しく、傷つきやすい人に変わることもできる。ロキには複雑さがあるから、僕は彼の全てを掘り下げる機会を持てて、とてもワクワクしたよ」とロキの多面的な魅力を語った上で、同作ではさらにその内面を知ることができることを明らかにした。
同作「ロキ」は、そんなロキが2019年に公開された「アベンジャーズ/エンドゲーム」で、アベンジャーズの手から逃げ去った後の物語。
時空を超えて逃げ出したロキは、“時間の流れを守っている”という謎の組織TVA(時間変異取締局)に捕まり「自分が改変してしまった現実を元に直す」という任務を命じられる。同作でロキの新たな相棒となるTVAのエージェントのメビウス(オーウェン・ウィルソン)をはじめとして、ラヴォーナ・レンスレイヤー、ハンターB-15など、“裏切り王子”ロキでさえ一筋縄ではいかないクセ者たちと出会いながら、時間を超えた壮大な冒険へと渋々挑んでいく。
「ワンダヴィジョン」、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」に続く、マーベル・スタジオのドラマシリーズ最新作「ロキ」は、ディズニープラスにて独占配信中で、毎週水曜昼4時に最新エピソードを配信。
Disney+(ディズニープラス)にて配信中
原題:「Loki」
監督:ケイト・ヘロン
出演:トム・ヒドルストン(ロキ役)ほか
(C) 2021 Marvel
<公式サイト>https://disneyplus.disney.co.jp/program/loki.html