“朝ドラ”こと連続テレビ小説「おかえりモネ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)の第5週「勉強はじめました」は主人公・モネこと百音(清原果耶)がいよいよ気象予報士になるための勉強をはじめた。勉強の手伝いをしてくれるのが診療所の医師・菅波(坂口健太郎)。やや天然ボケっぽい百音とツンデレ菅波のバランスが良くTwitterでは「菅波先生」がトレンド入りした日があり、“胸キュン”した視聴者も多いよう。今回は、菅波役・坂口健太郎の魅力をフリーライターでドラマ・映画などエンタメ作品に関する記事を多数執筆する木俣冬が解説する。(以下、一部ネタバレが含まれます)
故郷に帰ってやりたいことを発見した百音。登米に戻るバスで、登米の診療所の医師・菅波と偶然乗り合わせる。百音が気象予報士の試験勉強をしていることを知った菅波は百音の基礎知識の乏しさに、まず漫画や絵本からはじめたほうがいいと若干失礼なことを言うが、悪い人では決してなくて、良かれと思っての助言であった。
菅波は登場したばかりの頃、百音に何かときつく当たっていた。「あなたのおかげで助かりましたっていうあの言葉は麻薬です」にはじまって「ちゃんとプロになってください」とか「(正式採用になっても)それでまだ何か見つけたいとか ここの人たちに失礼です」「そもそも何も見つかってないのに 父親に啖呵切るとか僕にはできない 甘えてますよ」などなど… (第10話より)。
よっぽど気難しい人なのかなと思ったが、じょじょに優しくなってきた。百音の勉強を手伝いはじめ、誕生日プレゼントとして参考書を贈るほどの優しさを見せる。
百音が雑談でした、超大型台風の日かつ満月のころに生まれたという情報から誕生日を割り出すことはちょっと行き過ぎな感じもしなくはないが、探求心旺盛な人物なのであろう。百音はプレゼントを嬉しく感じているので無問題である。
第25話では、ふたりがソファの隣に座って肩が触れ合ったことで「熱伝導」を学ぶ場面がある。ソファに並んだふたりがお似合いだった。
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